以前、とある老人ホームに慰問に行った時の話です
そこには、あるおばあさんが、うつむいていまいた
とても元気が なさそうでした
私は 心配になって、その おばあさん
に 声を掛けました
「 どうか なされましたか?
何かお困りの事が ございましたら、
遠慮なく話して下さいね(´▽`) 」
と 穏やかに言うと、
おばあさんは、とても迷惑そうな顔をして、
「 うるさい
どっか行け
私に かまうな」
と 言い返されてしまいました
私は ビックリして キョトンとしていると、
「 まだ 何か用か~」
と 追い打ちを食らってしまいました
私は、
「 いったい何が まずかったんだろう (´_`。) 」
と 思い悩んでしまいました
その日、家に帰ってから、よくよく考えてみたら、
やはり、その時の おばあさんの精神状態に
そぐわない言葉を 掛けてしまったのだろう と、
ただただ反省しました(_ _。)
私は、あまりにも安易に 声を掛けてしまったようです(x_x;)
その時の おばあさんは、下手な慰めの言葉よりも、
ゆっくりと静かに 心を休ませる時間が必要だったんです
本当は、そっとしてもらいたかった、
放っておいてもらいたかったんですね
私のやったことは、
心にゆとりのなかった おばあさんにとって、
余計な お世話以外のナニモノでも なかったんです
相手に対する配慮が足りませんでした
人には人の立場があります
”ありがた迷惑” という言葉があるように、
相手の気持ちを察してこそ、本当の意味での思いやりとなるんです
自分よがりの一方的な優しさの押し付けは、
相手にとって、迷惑なだけ だったのです
翌日、私は もう1度 その施設に慰問しました
チャンスがあったならば、おばあさんに謝罪しようと思ったんです
ただ おばあさんが、まだ気分を害しているようなら、
今回は、あきらめようとも考えていました
すると、おばあさんの方から、私
に、
「 昨日は、悪かったね (´▽`) 」
この一言に、私の心は救われる思いでした
時に言葉は、刃にもなり、
また、暗闇を照らす灯にもなります!
”言霊”と いうように、
言葉には、魂が宿っているからです!
一言一言を大切にしたいですね!
たった一言で、その人の人生を変えてしまう事だってあります! たった一言が大きいです!!
