失うことのない誇り
ある日、私は
出先にて ラーメンが食べたくなり、
とあるラーメン屋に入りました
すると、とても明るい爽やかな声で、
「 いらっしゃいませ~(^O^) 」
という声が、私の耳に入ってきました
それは、
そこで働く 50代半ばぐらいの
人の良さそうな店員のおじさんの声でした
おじさんは 終始、飾り気のない笑顔
で
誠心誠意、お客さんに接していました
注文をとる時も 各ラーメンの特徴を、
親切に とても わかりやすく 説明してくれました (^-^)
常連のお客さんは、
おじさんに 気さくに話しかけていて、
店の中は、常に笑顔が絶えませんでした
お客さんを 見送るときも、
「 ありがとうございました!
またぜひ お越しになってください
お待ちしておりますm(- -)m 」
と、心の底から 言っていました
おじさんの言う ひとこと ひとことが
心に響きました(^∇^)
本当に 気持ちの こもったものだということが、
伝わってくるんです
私は、何に対しても、
手を抜かずに働いているおじさんのことを
「 立派な方だな~ ( ゚ ▽ ゚ ;) 」
と 感じ入り、その店をあとにしました
それから 数ヶ月後、
偶然にも 私は、
そのラーメン屋の店員のおじさんの知人と
お話しする機会があり、
おじさんのことを聞かせてもらいました
おじさんは、
一代で築いた会社の社長だったそうです \(゜□゜)/え~
しかし、この不況の折、
関連会社が 相次いで倒産し、
そのあおりで焦げつきをだし、
おじさんの会社は、不運にも
まわりに巻き込まれて倒産してしまったそうです
借金も抱えられて、
家族とも、今は離れ離れで暮らされているそうです
おじさんは、社長時代、
社員から慕われ、とても尊敬されていたそうです
会社の社長の座からおちて
ラーメン屋の いち定員になろうとも、
仕事に対する その姿勢は、
まったく変わられていないそうです
素晴らしい!
自分の今ある境遇に、
不満 を 言っていたらキリがありません
その状態のままでは、
自分自身にとって、あまりにも不幸な毎日です
幸せは、
どこか遠くから運ばれてくるものではなく、
自分の心の持ち方 しだいで、
今ある境遇の中から生み出すものです
私は、おじさん
の誠心誠意 働く姿に、
たとえ今、
どんな境遇にあろうとも
自分の やっていることに
誇りを持って生きている人は
常に人生が輝いている
そのことを 学ばせていただきました(-人-)
人生は、心の持ち様です! 生きる姿勢です!!