本当の優しさ!
連日、地震の被災地の人たちと
直接 コンタクトを とり、
様々な話を 聞かせていただきました。
ひとつ 私自身 とても感動した話があります
ある被災地の男性が、
長時間 待って、
やっと パンを手に入れることができました。
すると、
帰り道で 泣いている女の子に 遭遇しました。
「 どうしたの? 」
と、男性が尋ねると・・・
「 おなかすいちゃったの 」
と、女の子は答えました
男性は、
「なら、このパンをあげるよ」
と 言うしかありませんでした
すると、女の子は、
泣くのを こらえて、
「 いらない! だって 今、
みんな たいへんなんだもん 」
と、けなげに言い返しました!
「 なら、半分こ しようよ 」
と 言うと、
女の子は 満面の笑みを浮かべ、
「 うん (^-^) 」
と 言いました
どこにでもある
ごく普通のパンだったと思います・・・
でも、
きっと 女の子は、
このパンの美味しさと、
人の思いやりを、
一生、忘れることはないと思います
この男性は、
パン半分 損したのでしょうか
いいえ、違います!
男性が与えたのは、
決してパン半分だけでは ありません
今日を生きる力を与え、
明日を生きるための期待を与え、
これから東北を復興させるであろう少女に
明るい未来を与えたのです
被災地の皆さん、
どうか この苦境に立ち向かい、
日々を生きている自分たちを
ほめてあげてください
この経験が いつの日か、
自身の人生に 輝きを与えることを信じて
あなた方は 今、
人として、
とても素晴らしい心持ちで、
生きていらっしゃいます
今、
ひとつのパンを
分け合う優しさが
希望へと
かわっていきます