こんにちは
新年あけましておめでとうございます!
今年は良い年になりますように、また皆さんの健康の手助けになれるように湾岸スタッフ一同気合を入れて頑張りますので宜しくお願い致します。
さて寒い日が多くなり本格的に冬が始まりますね。暖かいお布団にくるまって寝ていると突如襲ってくる激痛!!
痛さのあまり飛び起きて、必死に治そうとしてパニックになる方も多いと思います・・・・。
これだけで想像できる方も多いと思います。
今回は誰もが1度は経験があるであろう「攣る」「こむら返り」についてのお話しをしていきたいと思います。
<筋肉がつるメカニズム>
筋肉が「攣る」という状況は筋肉が痙攣、異常収縮している状態の事をいいます。
筋繊維の中には「筋紡錘」「腱紡錘」といわれるセンサーがあり、これらのセンサーが筋肉の伸張を調節してくれるおかげで私達は「手を曲げたら、曲げすぎて顔をパンチしちゃった」とか「ボールを蹴ろうとしたら足を上げすぎて筋肉が断裂しちゃった」などの事故を防げているのです!これらが無意識に筋肉のバランスを取ってくれているわけですが、様々な原因でこのセンサーの機能が悪くなる時があります。このシステムが崩れた時に起こるのが筋肉の痙攣、異常収縮所謂「攣る」という状態になります。
<なぜ夜に攣る??原因を考える>
先程メカニズムを紹介しましたが、何も原因がなくセンサーのバランスが崩れることはありません。そこでその原因について考えていきたいと思います。
①なぜ夜に攣るのか?
多くの人が経験している夜間のこむら返り。本当に辛いですよね(涙)しかしなぜ夜に突然襲ってくるのでしょうか??筋肉の反応にはカリウム、ナトリウム、カルシウムなど沢山のミネラルによって絶妙に調整されています。このバランスが崩れるとセンサーの機能不全を起こします。そしてなぜ夜に攣りやすいのか?人間は寝ている間に健康な人でコップ一杯分の汗をかくと言われていて、疲労が溜まっている時や高齢の方は更に多くの寝汗をかき易くなります。この寝汗によりミネラルバランスが崩れセンサーが誤作動を起こしやすくなるのです。更に疲労が溜まっているとセンサーの機能不全を起こします。この二つが就寝中のこむら返りの主な原因となるのです。
②飲酒後は攣りやすい!?
酔っぱらって帰宅しそのまま泥のように寝た時、突如筋肉が攣り飛び起きた経験がある方も多いのではないでしょうか??これにもしっかりとした理由があります。まずアルコールを飲むとトイレが近くなりますよね?アルコールには利尿作用があり飲んだ分水分がドンドン出て行ってしまいます。特にビールには利尿作用が強く1リットルのビールを飲むと1.1リットルの水分が失われると言われています!水分を摂取しているのに水分は減っていく一方・・・・。不思議ですね~。そして2つ目の理由、アルコールを分解する際には水分が必要となるのです。この二つの理由によりお酒を飲むと体の水分は失われていくわけです。そして水分が無くなると・・・・そうっ!ミネラルを失った体のセンサーは機能不全を起こし、攣りやすい状態に陥ってしまうのです!!お酒を飲んだ後は沢山のお水を、可能なら飲酒前にコップ1杯、飲酒中にもお酒の合間に水を摂取するようにしましょう。
③運動中に足が攣った!運動時に攣る理由
では運動中はどうでしょうか?運動中に足が攣る理由の一つは上記でもお話しした疲労です。疲労が溜まるとセンサー機能の低下や汗をかくことでミネラルを失って攣りやすい状態になります。なので運動中、特に夏はしっかりした水分補給が大切になってくるのです。では水泳はどうでしょうか?泳いでいた最中に足が攣る経験をした方も多いと思います。水の中にいる間は汗をかいている事に気付きづらいですが、しっかり汗は出ているのです。また水の浮力により関節への負担が少なく一見疲れずらい気もしますが、水の抵抗により体には地上で運動するよりも抵抗が加わりエネルギー消費、疲労も蓄積していきます。
そしてもう一つ水泳には足が攣りやすい素因があります・・・それはズバリ「冷え」です。水温により体が冷えると血管は収縮し血行不良に陥ります。更に疲労と発汗による脱水が重なると筋肉のセンサーが狂い足が攣るという状況になります。
いかがでしたか??
次回は攣った時の対処法とケアについてお話ししていきますのでお楽しみに!!