こんにちは!
暑さも徐々に落ち着いてきて秋にちょっぴり近づいてきましたね♪
秋と言えばなんでしょうか?紅葉の秋、芸術の秋そして・・・・・
食欲の秋ですね!!
おいしい物が多い季節の秋・・・ですが食べ過ぎて毎年後悔する人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は食欲のメカニズムについてのお話をしていきたいと思います。
<食欲とは?>
皆さん毎日欠かさず食事をとっていると思いますが、「食欲」はどこで発生するのでしょうか??
お腹??口??いいえ、正解は「脳」で調節されているのです。
脳にある視床下部という所には「お腹すいた~」と「満腹~もう食べれない」という信号をキャッチするセンサーがついています。これを「空腹中枢」「満腹中枢」といい、胃の中が空っぽになり収縮すると空腹中枢が作用し摂食を促し、胃の中が食べ物でいっぱいになり拡張したり食べ物が消化されて血中のブドウ糖濃度が高い時は満腹中枢が働き摂食を抑えるのです。
<別腹ってどういう仕組み?>
そこでひとつ疑問が生まれますよね。お腹いっぱいでもデザートは食べたい!特に空腹でもないのにお菓子をつまんでしまう。よくあると思います。なんで脳でしっかり管理されているのに食べてしまうのでしょうか??
実は食欲に影響を与えるのは視床下部だけではなく、脳の表層にある「大脳皮質」という場所も関わってきます。この大脳皮質は舌からの味覚、鼻からの嗅覚、目からの視覚といった情報からおいしさを感じます。お腹はいっぱいだけど甘い物は食べたい!所謂「別腹」はこの大脳皮質が関与しているのです!
メカニズムとしては
満腹(満腹中枢は刺激され摂食を抑える)
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何気なしにメニュー表をパラパラめくる。
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ふとデザートメニューのケーキが目に入る。
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この時、大脳皮質では「お!ケーキじゃん♪俺これおいしいの知ってるんだよね~♪」となります。
大脳皮質は覚えているのです・・・・おいしい物の味を!!(驚愕)
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大脳皮質は味覚、嗅覚、視覚などで食べ物を記憶します。そしておいしい物であれば脳内に快感物質である「ドーパミン」が増え摂食中枢を刺激しデザートを食べてしまうのです。
これが世間でまことしやかに言われ続けている別腹の正体なのです。
<ストレス食いの正体はこれ!>
別腹と共に皆様を悩ませること・・・それはストレスによる暴飲暴食!嫌なことがあるとカロリーを気にせず食って食って食いまくる。誰しも一度は経験したことがあると思います(汗)
これにも明確な理由があるんです。その正体こそ「コルチゾール」というホルモンなのです!
コルチゾールは別名ストレスホルモンといい、ストレスが加わると腎臓の上にある副腎から分泌されます。このホルモンが分泌されることにより、血糖値や血圧が上昇し、ストレスに立ち向かう体勢を整えるのです。そんな日々活躍しているコルチゾールなのですが、一つ問題があります。
このホルモンの分泌を促すのは視床下部にあるCRHニューロンであり、このニューロンは甘い物が大好きな性質があるのです。
そう!ストレス食いの真相とは
また理不尽なことばかり言われちゃった!あーイライラする!!
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CRHニューロンがストレスを感知!副腎にすぐに連絡だっ!
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副腎よりコルチゾール分泌。
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コルチゾールの作用によりストレスに対抗できるように身体の機能が向上する。
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CRHニューロンが活動したことにより糖質が不足
「あー無性に甘いものが食べたいわっ!!とコンビニに入店」
となるのです。
いかがでしたか?別腹や暴飲暴食にもしっかり理由があることは驚きですね!
次回は過食の予防法や食事法などをお話していきたいと思います。