こんにちは!
最近は感染症や世界情勢など皆さん耳を大きくして情報を集めていると思います。そんな中「音がぼんやり聞こえるな~」「えっ?今なんか言った??」なんてことありませんか?
思い当たる節がある皆さん!それもしかして聴覚の老化かもしれません。
そこで今回は誰もが気になる聴覚老化についてお話していきます。
<聴覚の老化とは>
聴覚の機能は、気づかないうちに進行し、難聴になる可能性があります。聴覚の老化による難聴には「感音性難聴」「伝音声難聴」「混合性難聴」の3種類があります。
①感音性難聴
内耳や蝸牛神経、脳での障害による難聴の事で、内耳にある蝸牛にある有毛細胞の減少により、音の情報が神経にうまく伝達できなくなります。そして神経、脳の機能低下も起きていきます。特徴としては高い音から聞こえずらくなり、雑音などの聞き分けができなかったり、音は聞こえても言葉が聞き取れないなどの症状がみられます。
②伝音性難聴
外耳や中耳の障害による難聴の事で、加齢により代謝が低下すると、外耳にある耳垢腺という所から異物を耳垢として排出できなくなり、異物が奥に入り込むため、鼓膜を塞いでしまうのです。その為、小さい音では鼓膜が振動を伝えることができず、大きい音でないと聞き取りにくくなってしまいます。また、異物がたまり中耳に細菌が増殖すると炎症をおこしやすくなります。悪化すると鼓膜に穴が開いてしまい、放っておくと耳小骨まで壊れ重度の難聴へ進行してしまう恐れもあります。
③混合性難聴
上記二つが合併した難聴で、外耳または中耳、内耳の両方に障害が起きるため、高い音と小さい音が聞こえにくくなります。
<聴覚老化のチェック法>
難聴は、聴覚の老化が始まっているサインです!聴覚の老化が進まないように早期に気づき予防することが大切です。次の5項目をチェックしてみましょう。
①早口で話されると、声が大きくても分かりづらい。
②呼びかけられたのに、気づかないことが多くある。
③静かな場所なら問題ないが、騒がしいと何度も聞き返してしまう。
④きちんと聞き取れず、あいまいに返事をすることがある。
⑤知っている内容なら聞き取れても、聞いたことが無い話だと聞き取れない。
いかがでしたか?一つでも当てはまると難聴の可能性がありますので注意しましょう。
次回は聴覚老化の予防法をご紹介いたします!