こんにちは!!!
近頃は気温も上がりすっかりと春の陽気となりました
スポーツもいよいよオンシーズンですね!!
スポーツマンの皆さん前シーズンでのお怪我放置していませんか?
今日は、前回も触れた感覚受容器とリハビリについてまとめて見ました。
ちょっとの怪我でも油断は大敵です今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです!!
【メカノレセプターの役割】
メカノレセプターは感覚受容器であり体の至る所に存在しています。
その中でも足の裏(母指、足指の付け根、踵)に多くの受容体が存在し、いわばセンサーのような働きをしています。立位時に掛かる体重の負荷分布を検知してその情報を脳に送り、脳は目または、耳にある三半規管の刺激とメカノレセプターの情報を統合して人の重心バランスを取っているのです。
メカノレセプター分布↓
足底には、メルケル、ルフィニ小体、筋、腱には筋紡錘、ゴルジ腱器官などが存在し、それらは触覚、圧覚、振動覚、位置覚、筋の張力、長さの変化やその速度変化を感じ取っています。上記のバランスを取る器官の視覚系は安静時立位時の制御による関係は大きいのですが、体勢を崩し体が揺さぶられるなどした際の応答速度は体勢感覚と比べると極めて遅い物となっています。このことから不安定な状況下でのメカノレセプターが締める制御の役割が大きい事が分かりますね!
【メカノレセプターの活性化】
足底の感覚受容器が退行する事で転倒するリスクが増大する事は上記からも伺えるかと思います。
機能上感覚受容器は刺激が入らないとすぐに退行してしまいます。足底筋の伸張や、圧力の変化が乏しければ尚更ですね。
捻挫などにより筋、腱の過剰伸張や、関節面のずれ込みによりそれらに障害が少なからず発生します。その為に捻挫後のリハビリが不全であったり関節の位置が正常でないまま復帰した場合の再発リスクも高まってきます。
また、足を怪我した患者が長期間ギブス固定をした際にしばしば足底の感覚低下が見られますが、これは長期間足底の感覚受容器が非活性状態である事が要因となります。
機能低下を引き起こした感覚受容器を再び活性化させるにはその患部に再度刺激を与える事が重要となり、圧力の変化を感じ取らせるために軟らかいバランスマットを使用したり足指の感覚、筋の伸張を与える為にタオルギャザーなどがオススメです!
また、関節の位置角に刺激を入力するために錘内筋を伸張させたり(直接ストレッチや関節運動)とより細やかな動きの獲得が期待できます。
怪我の痛みが落ち着いたからと言って直ぐに復帰するのでは無く、まずはしっかりとリハビリや細かいストレッチを行いながら体を作っていくことが復帰への近道となるのです!
当院の治療では、メカノレセプターに注視した治療も行っていますので是非お越し下さい。