偏微分が精度良く解けると凄いのですが…制約条件満たさないデ-タ元に計算せざるを得ないパラドクス | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

偏微分が精度良く解けると凄いのですが…制約条件満たさないデ-タ元に計算せざるを得ないパラドクス

数学が何故役立つかいうと、1+1=2みたいな、普遍的(不変?)な成立があるからですが

ところが、数学が役立たん!みたいな事が、起こってしまうのが、メカ分野。

∂が計算出来ないので起こる。基本の超基本ができない痛い問題があります。

(F(X+ΔX)-F(X))/ΔX ΔX→0 Yは変化しない  それがXにおける偏微分。

嫌らしい制約条件 Yは変化しない ⇒ 厄介の元  が効いて、本質的に解きにくい。 

手段1)Yが変化しない場所に点群を配置して計算する

手段2)Yが変化する場所の点群データから計算する   解く手段は限られます。

1は、割と応用利用され、完全直交や八分木格子は流体解析で有力&盛んな手段です。

2は、(高次でも)制約条件(Yは変化しない)を完全に満たして解く訳でなく、合成であって

完全に解いてなく、誤差混入の元で要注意。(っと教科書に書いてないのが問題) 

八分木は、壁付近直交でなかったり、『どろっとして細工されとうっぽいなー(播州弁)』

問題あり?。手段1は、差分法-FEM-FDM-境界要素法 直交なら結果は一緒

偏微分を解くには。解を線形合成、計算条件も線形合成いう。 かなりの超絶技必須です。

写像変換しか手段なし。写像変換処理は実は誤差を伴いやすく注意。上記は、

線分A-Cでの偏微分は、手段2)で回転写像(っぽく)計算になります。A-Cでの偏微分は、

制約条件満たさないデ-タから合成計算。悪く言えば、厳密に解いていない解釈も可。

上記A-Cは、局所系から全体系X-Yに写像偏微分で、誤差が殆ど発生しない手段2の例。

ですが… 手段2は。制約条件満たさぬデータから、満たすものを無理に捻出合成で、

誤差発生不可避なモデルを、組まざるを得ない事も多く注意。また昨今は、

偏微分を精度良く解かない手法も盛ん。処理内容よく見て、用途考えておかないと

罠にはまります。厳密には、上記 手段2) 要素系⇔全体系すら×いう、

理論根幹に関わります。事情判ってしまうと、結構テンションダウン。 

なるべくマシなモデルを作るしか手段なしで、それが難しい点に注意。

その本質に切込んで、ちゃんとやって欲しいですが。V&Vみたいな抽象論でなく。

 

計算は、 要素系 ξ-η で実施します。 (λ-ζ等記述は色々) 

それしか手段なし。 手段として写像変換が一番マシっぽいですが。 究極的には、

X-Y-Zの偏微分の制約条件満たさないデータ使って偏微分する事が、誤差原因

解決しようがない嫌な話。レンズ効果発案 (京都投下進言したいわれる物理界のタブー?)

偏微分安定の人工粘性提唱のフォンノイマンが、 後十年存命なら、偏微分の解決策が出た?

極めて厳密に計算する手段は 偏微分の制約条件を満たす、直交格子のみ?

歪んだメッシュから、合成的に偏微分を計算する事が、誤差要因ですが。

★形状表現すると偏微分の制約条件が満たせないパラドクス

★制約満たした二階偏微分-計六成分の計算必須

★HPC時代の今はその高精度計算必須   一体どうするのか?

何故問題に誰も触れんのか? 判ってても触れてはいけない? 私は心配ですが。

「ハードは高速化したが幾何偏微分の計算法は確立できなかった」 そう思えます。

そこまでは言い過ぎ?ヤコビアンを使う手段は、超絶画期的な技思いますが。

一階は出来てるが 問題は分布鋭敏性シビアな時の二階。

が、学術的にはできることになってまして、確立してるがモデルが組めない!

専門家は逆の見解。 「ちゃんとやればできる&解ける!」 そしてHPC時代開花&満開?

理屈上、歪んだメッシュの場合でも、外挿的に誤差なく偏微分できる筈。果たして…。

 

技術系計算に限りませんが、メカ分野は、幾何形状を扱うが故の、数学上の厄介が

隠れ潜んでいます。 トンテンカンテン気合派優勢。 何かと挫折が技術者の性。

秀才がなかなか活躍できずエースになれない=メカ分野  原因は偏微分かも。

 

理学系の民間有力就職先が金融機関だったりの原因も偏微分。私は思いますが。

大学レベルの数学が、実務でそんなには役立たない理由にも絡む。

偏微分が解けず、テンソル・粘性が解けない。数学・物理が、実はメ-カ-で使えん。

その議論できる専門家皆無。V&Vすれば大丈夫。そんな返答ばかりの悲しき現実。

一流的指導に盲目的に従えば大丈夫いう、変な慣例に注意。   幾何偏微分は、

パラメ-タ変数独立制約で直交条件必須。しかし直交条件満たすと形状表現困難。

特に、構造解析はそのパラドクス回避困難。(写像変換で)線形合成でのみ解ける。

=(メッシュ依存を招く)=変数の独立条件は完全に満たしていない?

変数の独立条件は満たすが、変換ヤコビアンの分母が小さくなり誤差が起こる?

『厳密に偏微分を解いているならば、メッシュ依存なし&メッシュ細かいとOK』

っとなるが、そうならず注意いう。

 

偏微分が誤差なく(メッシュ依存もなく)バッチリ解けると、計算機も、関わる技術者需要も、

激増し… 理論に強い技術者需要爆発も起こる筈。現実どうか? 海外は、AI等の分野で、

その兆候あるが、離散化計算は、ウ~ム。日本は製造立国。設計主体の需要方向強く、

職人・気合派優勢。計算機は発展したが、今の理論派は発展前より弱い。理学系も低評価。

一階偏微分は、ペチャンコメッシュで大丈夫っぽく、問題は、Δxの二乗が効く二階偏微分 

大規模は、空間刻みΔx 時間刻み幅Δt双方小さく厄介。メッシュ増やし冴えん解はよくあります

 

制約条件を(線形合成的にしか)満たせん場合の計算誤差は、分類されてない?

離散化誤差の範疇っぽいですが。そこが理学-工学 融合の壁いう肝心核心で、

そこを気合込めしっかりやって欲しいが、脱力手抜きに見えるいう。結局は、

大学レベルの数学って、使えるの? そんな話にもなる思うのですが。特に

設計は、安定的なもの以外は相手にしませんので注意。