なんだか、不祥事が目立つ昨今ですが  ハードル高い場合、実は運の要素が大 | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

なんだか、不祥事が目立つ昨今ですが  ハードル高い場合、実は運の要素が大

不祥事多い気がしますが、非常識の実行とか、気合だけでやってるからじゃない?
なんて考え勝ち。しかし、燃費も排ガスも、非常識的革新を具現化した所=高いハードル突破
旧来技術しか頼れる手段ないところが、データ改竄。 意外に非常識が有効。
ハイブリッドも圧縮比15のエンジンも、(旧来の)非常識の具現化ですので。
常識打破る的な、売り文句は日本独特かも知れません。

・普通に理屈通りでできる事は、競争相手も実施してしまう。
・普通に理屈通りでは、高い目標設定に到達できない。
・(従来では)出来ん事を、狙ってものにせねばならない。(逆張り裏読み必須)


非常識の具現化は、(旧来常識の間違い発覚いう)、成功率高い場合も多いです。
それは幸運なケースですが意外に多い印象。 差別化出来る技術具現化できるか? 
(改良ネタ見つかるか?みたいな)運の要素も大と感じます。運次第じゃ本当は困るんですが
ⅰ:競合が高い技術を獲得した。(自社やその系列なら◎で) 
ⅱ:強制力を持つ機関が、高い数値目標を設定した

2つで、かなり苦しくなり不祥事いう。どこもクリアできん目標はどうなのかいう。
有力技術で劣勢だと痛いです。前職は、研究所ポシャり等、色々劣勢が昨今、奇跡的に盛返し状態。

非常識いうと、ぶっ飛んだもの創造しがち(時々ありますが)。現実は、旧時代の慣例に従う
下らない(間違い)常識が多く、それらの修正で十分。それが大変だったりします。
解析等で、旧来常識の間違い発覚いう事態にあっても、そう簡単には修正されない。

横展開しない=すると性能が下がる、なんて常識も、設計では普通。
妙な拘り、間違った常識に注意で、革新狙いは、染まってない人が有利。
メカは、みれば大体検討つきます。(手段は実測か解析)
見ながら長所伸ばし短所縮小。そこに尽きる気がします。
見て観察して改良。そんな下らない事がメカは勝つ秘訣=学校でもう少し教えてもいいのかも。
結果・挙動等を十分観察せず、××法等、策を実施しようとする人も時々います。それより・・・
1)見て観察ができる状況を実現させ、観察や評価
特性と長短所把握して → 改良案立案 → 1)に戻る 

それが速くできると有利。出来てない&判ってないと暗中模索で不利。それも多い。

見て観察困難な分野も沢山ありまして、そこも、如何に見れる状況作るか?=鍵思いますが。
可視化と呼ばれる分野で、コンピュ-タ解析や計測。センサ-画素画像等の技術集積でかなり広範
可視化技術が○なら、若手や未経験者も、かなり特上の把握能力を得ます。最近は、新人や
インターンの学生とかも、可視化技術で、問題点を即把握できてしまういう。その逆で、
可視技術×だと、コストかけ頑丈にして逆に性能悪化等、失敗から抜出せない。
ベテランも全然理解できてない。そんなケースもまだまだあり。他社品購入分析で
「判ってないな~」 なんてよくあります

見て観察できてない場合、安直な設計になりがち。
頑丈にして逆に失敗は、見て観察できてない時の定番。熱で多いです。
壊れたので材料屋さんに相談→もっと頑丈な良い素材があります→余計×だったり。
(解析・実測にて)観察の上、構造理解がないと失敗しがち。設計のちょっとした事が判らず撤退。
観察&理解できてない風な事態を、他社品分析で、結構見てきた気がします。
見て観察しようとしない技術者も多いですが。温度××℃ 騒音△dB 出力□Kw
表層でなく、構造的実態を見て良く考えて欲しいですが・・・
メカ設計屋の場合、見て観察が一番勉強になり、力学数学の目的は見て観察のため。
それができてない場合、力学数学の類は、たいした価値はない思いますが。

現象イメージ把握のための勉学。出来なければ価値なし。卵が先かみたいな感じですが。
一度、特徴判ってしまうと、手品種明かしのような、なーんだいう感じで、勉学不要みたいな…