あるべき姿と現実 その落差が大変大きい、それが技術計算分野の特徴 | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

あるべき姿と現実 その落差が大変大きい、それが技術計算分野の特徴

数値解析分野は、あるべき姿と、現実の楽差が随分大きい。私個人はそう思いますが



日本の情報分野は大体こんなものですが。 注意すべきは、勉強努力重ねても、克服できない
そんな問題が多い点です。 短所隠蔽と、頑張れば道開けるみたいな偽装工作に注意!  
 
出来んのに煽るのは、無責任で困るのですが、騙されぬよう 騙し人にならぬよう、充分注意
ちゃんとやれば(簡単に)出来る! 思われ困る現実。 実用上、最大限 安定・堅実たる事が必須
ですが 下記3つが、万年克服できない痛い問題と思います

1) (直角直線方向の差分) 支配式の良好な離散化計算が難 (境界部のメッシュ乱れが原因)
2) 構造計算の現実的なモデルの構築が難  教科書モデルは、理想化・簡略化され非現実的
3) 頑張るほど、生産性(効率・所要時間・工数) 信頼性(解析精度も)全部低下で逆効果


4つめが それら短所隠蔽みたいな。 短所は、なるべく教科書に書いておいて欲しいですが。
(予め読めている人は良いですが) オッサンになって気付いても手遅れ。
後で気付く その打撃は大きく、発信者は注意。      ×ε×) 
全貌不明的で)短所に気付きにくい(しかし致命的な短所がある)技術ですので 短所=上記1)
CAEの短所って V&Vで判明? 言いますと逆に判りずらい。 そこも読んでおく必要あり
 
周囲が万能と勘違って苦労等、色々あります。万年解消しない問題はコチラ
http://ameblo.jp/jishii/day-20141003.html
http://ameblo.jp/jishii/day-20130812.html

上記が、深刻でない分野は解析が盛ん。電磁場等は、メッシュ依存小さく精度も良好です。
問題克服済の分野 深刻でない分野は 勉強努力は有効ですが。
1D-CAEは、離散化計算はしません。その類とは、根本的に違ってまして注意。
離散化を伴う計算機の活用術は、かなり難議で、不連続部のモデル化法や、流体の乱流、
モデル化の厄介さに関わる、効率生産性信頼性堅実性・精度の全悪化等、
努力勉強での諸問題克服は、随分無理があります。(平易な課題を除く) 対処策は、
支配式を良好に解く(差や差の差の計算)モデル化の実施 それが一番大事だったりします。

理論熟知しても、実は、良いCAEはできない ⇒ 理由は  1)   他の弊害も根本原因は 1)
ベテランが意外に判ってない? 
1)がなければ、面積・体積同様にクサビメッシュでOK 勉強もお勧め的になるのですが…。
1)をこなす度合いは、アプリにより随分差がありますが… 使いこなせば皆一緒。
出来んのは努力不足・勉強不足。
 そんな認識の技術者(専門家)も多く注意。

特に(アセンブリ)構造解析は、1)2) ダブルで効いて難議。 剛体・固定・支点等の非現実な、
仮定想定を前提とする弾性学に、問題があるためです。 しかし、非現実的と書いていない等、
勉強内容に問題あり。 数学上は、離散化に伴う誤差要因等、教科書に詳細出てなく注意。
テーラー展開等、支配式解く上で完全に正しいと言えず、(正しいが、効きが弱く致命的)
(効き弱い 教科書には書いてない)
力学は、固定等が非現実的で、近似でなく現実と乖離し易い問題に対し、
『私は構造解析屋でありません』 逃げる先生も多く注意。難しさ認識か、ベテランになり、
離散化計算避ける技術者も多い現実 もしかして、ベテランでバシバシ離散化計算=少数派?
肩たたき、寒い面談の後に、職務転換になってたりして ^^)

数学・力学 双方 教科書の間違いを読んでおかないと、痛い目に合う点が問題 
(CAEを前提にしていない? CAE固有の理論通り行かない状況説明が不十分)
『接合・境界部で、偏微分(軸に沿う差や差の差の計算)が良好に出来る現実的モデルを作る』
構造計算の場合、それが解消策だったりします。 それはよくある解析の勉学と別物。
構造解析の場合、教科書に、実践的なものは出てなく注意。(デローニ・ボロノイ等は構造アセンブリではあまり使えない)

体系しっかり努力コツコツOKに見えて、1)が実は致命的。設計視点で、瑕疵あり微妙なアプリ等
多々ある問題隠蔽して推進は問題。無頓着な人・間違い信じる人も多く、騙され人・騙し人に
ならぬよう注意。 短所潰すべく、超がつく慎重派が、CAEに欲しい気がします。
支配式を安定・堅実に解く事が普及の道。逆は逆。信用失墜の道ですので