Virtual Box  WinPCにて Linuxを動作させる方法として かなり安定的 | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

Virtual Box  WinPCにて Linuxを動作させる方法として かなり安定的

オラクル社のソフトで VirtualBox を利用しますと Win-PCでLinuxを動作させる事ができます
1)Win-PCで 64bitのLinuxを動作させる
2)Win-PCのフォルダと、ファイル共有を行う
 2つが実現で○ 
2)ファイル共有は、VirtualBoxの機能に含まれ、他のアプケーション設定不要。それが嬉しいです。
下記は /Publicが共有フィルダで、そこにあるCalculix 入力ファイルにて固有値計算を終えたところです

私が使いたいのはCalculix 今回、それがインスト設定された CAELinux2013 を利用しています
ⅰ)Caelinux2013.iso
ⅱ)VirtualBox

Linuxは、難解&仕様変動激しく 何かと難儀で 時間&工数が必要 お勧め的でなかったのですが、VirtualBoxは、WinPCに 上記 ⅰ)ⅱ)2つあればOK。失敗率は低そうです。
パス設定済で ccx_2.5 ファイル名にて動作 Caelinux2013.iso が、優秀な点も効いていますが…
利用したい解析ソフト Linuxのバージョン 必要なユーティリティのバージョン
普通は、3つグチャグチャになり、最新は改変されネット情報も古く、どうにもならんのですが
会社での使用ですと、責任問題にもなりかねない、危うさがあります

VirtualBoxにてCalculix利用ですと、実施する事は、以下でOKです
① Caelinux2013.iso をダウンロ&PCのどこかにコピー
② PCのバイオス設定で Intel Virtualization Technology を有効化させる
③ Caelinux2013.iso を機動させる設定で VirtualBoxを設定
④ VirtualBoxにて、/Public を共有フォルダに設定(/Publicは既に作られており簡単なので)

Caelinux2013.iso を機動させる設定でVirtualBox機動 ⇒ /Public に移動
⇒ ccx_2.5 ファイル名(拡張子なし)で計算
⇒ cgx_2.5 ファイル名(拡張子.frd)で可視


処理速度はそこそこ速く、失敗率は低そうです。 
Calculixは、*.frd が計算結果ですが 同じファイルが既に存在している場合、結果が変いう
そんな問題あり。 rm *.frd で消してから計算すると◎。

オープンソース系は、殆ど全部Linux前提。ソルバーのみでも、Linuxが利用できると、出来る事が広がります。

私の場合、VirtualBox機動 ⇒ Xtermにてキーボード操作で下記を実行
/Publicが、WinPCの C:\maprotemp となる設定にしました
 
sudo chmod 777 Public
sudo mount -t vboxsf maprotemp Public
cd Public
         私が設定を行ったPCでは

上記の3行を VirtualBox機動の時 毎回せにゃならず、やや厄介。  保存機能を使えば
上記3行は実行不要です。 が、終了時の保存し忘れでリセット。当てにならんです。
逆に言えば、Calculixの場合
毎回起動時に上記3行を入力すれば、後は ccx_2.5 ジョブ名で 計算実行

/Publicに解析データが保存され PCの共有フォルダにデータが残りますので 
Linuxの煩わしさに関わらずにLinuxアプリが利用できまして、美味しいともいえます

VirtualBOXを使いこなせば、もっと機能がありそうにも見えますが、
簡単な設定ですと恐らく、起動の度に、毎回手動でディスクマウント思いますが
計算時間は、Win7との比較では、Win7ネイティブよりも少し遅い程度。なかなか優秀です。