これも熱機器などでよくある簡単な形状ですが | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

これも熱機器などでよくある簡単な形状ですが

熱や、電子部品でもよくある形で 双方とも、積層や埋込み構造が多いです
電子機器の場合、磁性体などの配置 磁局や電流向きの設定
熱機器の熱計算の場合、部位別の素材配置、物性割り当て、伝熱面の設定
部位別の物性値の設定は、モデリングであり、諸設定でもありますが
メッシュ(要素)境界は、部位の境界と一致せねばなりません。ですので、
1)モデリング完成 ⇒ 2)次は諸設定
(単一域のみ意識したメッシュ等の理由で)メッシュが不適切な場合、上記プロセスを歩めません



どちらかというと、部位別の属性や物性割り当ては、諸設定でなく、モデリングの領域と感じます。
(ソフトによりますが  属性=シェル要素の板厚 バー要素の断面係数など) 
私のモデラーは、モデリングしながら、属性や物性の諸設定を行います。上記の1)と2)が一体化。
恐らく、そうしないと、複雑な場合は勿論、上記のような簡単な形も困難と思いますが。


構造計算は、複数部位に区分された領域の、その境界(接合部)は、鋭敏な応力が発生しがち。
故に境界付近のメッシュは良質である必要性あり。現実の機器は、そこに座金やらパッキンやら
備品が沢山入り、変形・振動等、諸性能に影響与えます。 その肝心な境界(接合)箇所が、
□⇒△みたいに、縮退要素化 そんな事が多い現実。縮退要素では、少ない節点情報から
三方向∂x-∂y-∂zの偏微分を求めるので、状況次第で致命的ですが、
△□混在で、ヘキサモデラーです てな調子の製品もありますが…。


1)境界付近を良いメッシュ
2)境界から遠い箇所は、やや粗悪メッシュでもOK

求められるのは上記で、現在、流体モデラーは、良いモデラーはそうなってます(デモでは)
逆に、接合箇所から遠い部分は良好、接合部が不良  構造解析の場合は
そんなメッシャーが多いように思います。
問題に直面した場合、利用中のモデラーで出来ない場合は、使いこなしでの解消は困難。
確実&堅実な) 出来る仕組みを、作る事が必要です。そこが問題でして、何度も述べてますが
そこで (モデリングの問題なのに) 「もっと理論の勉強せねば 使いこなし頑張らねば」
そう考える人が多く注意です。 段差・積層・貫通・アセンブリ・回転体・諸設定のための領域区分
等は既存メッシュは不得意。 解決目処もあまりない思われまして、十分注意。

尚、メッシュ化は、解析技術者の仕事でなくソフトがすべき事 その意見は根強い思いますが
実現させる技術は、恐らく、具現化しないと予想です。
スクリプトで継ぎ接ぎ(積上げ式)&(諸設定も同時に)自動化が妥協策。 スクリプトは、
用途により有用。非構造自動メッシュも用途次第で、広範囲に使える万能策は出ない予想。

多岐に渡る工学分野をカバーしきれないのに、同一コンセプトの四面体メッシャー(プリ)乱立。
広域活用できるよう粉飾気味か、(何も考えず)表層だけ見てると、(万能と)騙されまして注意!

プリの必要事項は用途次第で様々 ⇒ 分野により簡単な事すらできない現実に直面 ⇒ なのに『使いこなし&理論学習です』的な世界が広がり ⇒ 真面目人は騙される?
 

段差・積層・貫通・埋込などは基本構造だが難儀してしまう
出来ないのに売られており、ソフトウェアに瑕疵ありに見える
その微妙な線を、隠すための使いこなしなのか? 確信犯なのか?


最近は、高額ソフトも、購入時、インストしたら使用許諾契約に自動合意
ソフトに瑕疵ありか? 確認困難な仕様に注意 薄板解析対象でソリッドメッシャー導入等
出来ない瑕疵ありな代物を高額で導入? 使いこなせば行ける? 騙されぬように注意

モデル化・メッシュ構築は、アプリケーション瑕疵か?微妙線的問題ありですが 
特に構造解析は、理論も欠陥めいてまして…
メカの理論・勉学は エレキ等と違い、学問として成立しずらく、結果(理想想定化された)
間違いが随分多い現実。メカ屋は、理論・教科書が現実乖離して駄目な実態を割合認識
メカ全般は学問当てにしない体質です。
大学院進学率も大変低い機械分野の実態。
学問に頼らない&当てにしない&騙されない そんな体質があります。
真面目人・部外者は、学問や教科書等に騙され易く注意です
学問が間違いだらけで全然当てにならない 
そんな分野は、世の中に沢山ありますが…

特に構造理論は、弾性学も材力も、その枠内で合っていても、CAEでは非現実的想定に化けます
デローニ等のメッシュ化法も、境界を明確に出したい時は使えず、間違い言えば間違いと思います
まだ歴史が浅く 教科書における間違いを見つけ、間違いでない新たなものを創る それが必要
教育提供側・教える側の怠慢で、材力・弾性学・力学の教科書が、解析用途に合うよう、十分に修正&矯正されてない点に注意!