理論系は、教育の分野では強いのですが、企業ではサッパリいう… | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

理論系は、教育の分野では強いのですが、企業ではサッパリいう…

ガリガリ高度な計算やってると、如何にもアカデミックっぽく見えるからでしょうか
大学では、理論系分野は、そこそこ 力・影響力が強いよう見えます


これが、民間企業のメカ設計の世界だと、さっぱり逆だったりしますので、注意が必要です
見た目は、知的に全然見えない、理論も勉強も適当、
数撃てば当たるのか、気合で、ガリガリフニャフニャ、やってる部門が強いです
切った貼ったでは 問題ありありなのですが…

CAEは、良い技術ですが、にも関わらず、メジャーになり切れていない、そんな気がしますが
1)理論理解と、適切なモデル&諸設定は別もの ( 特に構造解析 )
2)なのに、専門家世界の優先序列に従い、マトリクス・微積分等の難解な勉強をしてしまう
3)理論学習に熱心だが、モデリングは、脱力・淡白・気合不足か、楽で都合良いモデルを作りがち
4)依存体質に陥ったり、考え方が西欧化(理屈フェチ・難解志向・保身優先等)そう見える事も多い
5)ご都合主義に染まり、企業内で、利権的な行動を取ってしまうリスクも大
6)非連続体を、いかに連続体として上手に解くか? 等の有用情報が少ない 
7)例題・教科書は、非現実的な簡略モデルが多い


実践的応用例は、守秘情報で、表に出ないいう問題もありますが。
上記のような状況では、なかなか応用は難しく 取組にあたり、リスク大きい分野に… 


堅実&簡単&安定的にモデル作製そして諸設定 その技術向上を、私はコツコツやっています
が、そこは世間は、全般に不熱心に見受けます 技術は確立済み? 後は使いこなし?
使う側には、操作性も精度のようなもので
モデル構築&諸設定が堅実&安定的 ⇒ 高精度のため不可欠

構造解析なら、最高精度の要素は、二次アイソパラメトリック要素と思いますが
精度向上等めざし、スパコン等、熱心なのに、利用要素は、
メッシュが安定的でなく、精度良好でない 四面体偏重いう不思議   専門家は、理論達者だが
モデル構築苦手人も多く、アイソパラメトリック要素=写像変換必須=低精度
その見解もあります。 モデルが雑だと確かに、そうなるのですが…




私が主として関わってる給湯器( ガス ) は、パイプや貫通構造への適応性良好な
アイソパラメトリック要素で解析、製品機器の性能向上は日進月歩 今後もまだまだ向上いう感じ
似た熱機器分野の原子力は、技術計算は、パイプ等 (熱機器に多い構造への適応性が悪い)
テトラ要素利用に見え、ちゃんと出来るのか?心配ですが?
面積・体積等の積分計算と同等に考えるのか、安易にメッシュを作製する専門家が意外に多い
ですが 偏微分は X-Y-Z 軸に沿う差分量で難  多くのモデラーは四面体のみ対応
モデル化&諸設定は 技術計算の勉学であまり優先されてない点  等色々注意

ところで、スパコンの成果は、空間・幾何の離散化計算を行なわない分野に遍在で
『 短所・弱点は、技術革新等で克服されず、いつまでも残る 』
概ねその傾向があり 期待されつつも弱点克服できず、万年実用途上… 
そんな技術が多い現実にも注意! 今のままでは離散化を行う計算工学全部が該当に…