試作可能な場合 ある程度の学力 + 執念・粘り ⇒ 世界一の商品 | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

試作可能な場合 ある程度の学力 + 執念・粘り ⇒ 世界一の商品

仕事柄 お客様は 世界一の商品を作ってる会社ばかりです そんな予定でなかったのですが…
トップ企業は独創重視 国産CAE=そんなに格下とも思ってなく 零細には、意外にビジネスしやすい  
1番手:独創志向 2番手以降:ブランド&実績志向、 後者はビジネス相手になりずらい感じです
1番手企業を見てますと、 学力は、ある程度あれば十分 あとは粘りだけ
そんな感じです


数学・物理に非常に長けていて世界一の商品を開発、そんな会社はゼロで
勉強は 出来るに越したことはないが 
必ずしもそんなに出来る必要はない 
 そんな感じです

海外の競合は 母体は、もっと大手だったりもしますが
全然たいしたものは作れておりません そんな現実があります     研究所が潰れたり
理論派粛清が色々っと、 たまたま、私周辺のみそうなってる その可能性も十分ありですが…


数学・物理よくできる専門家が力を持っている会社さんの場合、共通の特徴があり 偶然の可能性も高いのですが…
・収益力が弱い
・製品が、競合に負けていても あまり気にしない
・解析は手作業志向 実績志向 ブランド志向 私のソフトは買わない
・最適化法 応答曲面法 実験計画法 など 手法に割と拘る傾向
・世間動向に従う
・担当部門との調整など 決済に時間がかかる


世界一の商品を作っている会社さんは 以下の共通特徴
・高度な数学の活用や 数値解析に長けた そんな専門家がいない (に等しい)
・収益力が強い 利益率が(随分)高い 
・着目はソリューションになるかの一点 実績とか、大して気にせず買ってしまう
・手法やブランド銘柄や世間動向は、気にしない 又は 知らない 
・組織がスリム 導入は、担当の当事者が決める 決済が速い 
・(職人気質 気合派) 仕事人がトンテンカンテン 気合で一級品を開発して稼ぐ
 

ハードは 作って観察すれば大体判るので、ある程度の学力があれば、気合で何とかなる感じです
そして、実は、
・専門家の力が強いメーカーは 収益が悪い
・勉強より 稼ぐ仕事に熱心な人が多い会社が 高収益
・専門家を当てにせず、設計当事者が頑張る会社は 製品力が高い 収益性が良い
・数学・物理よくできる専門家は 実は、メンツ&保身重視 抵抗勢力になりやすい

そんな感じです 
会社によっては、本体は高収益 専門家は関連企業に転籍 そんな大手企業も結構ありますが


酷く出来ないのは困りますが 「 勉強できれば 数学物理できれば 」
なんて言われている程でなく 逆に過度の勉学は 過信・妄信・(他者や教科書)依存・他力本願・思考停止
などを招く危険    また、大学水準の数学物理は難解   混乱や理解ミスの危険もあり
工学の勉強は、限定された想定限定の元 (みかけ現実的にみえる)非現実的想定によるミスの危険もあり


要は、端的には、  勉学=万能と信じる 専門(馬鹿)に、!!騙されぬよう注意!!
また、勉学を行う場合は、理論より (CAEならばモデル作製と諸設定等) ハウツー主体が効果的です


(専門)常識の範囲内では 平凡線の二流品しか作れない事も多く そこも注意です
具体的ハウツーを教えない その技術がない 無責任な専門家にも注意
また 具体的ハウツーがない場合もあり なのに 「できます&行けます」 そこも注意です
アセンブリの大規模構造モデリングが、それに該当すると思いますが  
私の場合、モデル構築できず 仕方なく自前開発ですが できんのに検定や規格がある不思議

CAEの対象は、物体や空間の立体で、様々な3次元形状に対する適応性は、手法により色々です。 が、適応性等の重要情報が、詳細に出ていない点も気になるところです。
(不都合は隠蔽なのか?)
 私は、不得意なものは、なるべく述べたり、記述したりしていますが…。

CAEのような ソフトウェア分野は
(見て判る&現物合わせがかなり通用するハードと違い) 気合はあまり通用しないので注意です
ソフト分野は、気合不要化 楽をする枠組構築が慣用 真面目人は、それをせず、苦闘の上、終了しがち
日本のIT分野は、苦闘大好き(仕事増えて儲かるから?) 人×工数的枠組で、一層注意

楽する仕組構築に不熱心 逆に、人・工数増大化を招く規格推進に熱心  あるいは
人材育成や投資が多大に必要な未踏分野推進は大変熱心   それって 
利権を増大させたい 工作員の仕業? なんて勘ぐってしまいますが

CAEは、必要勉強量が非常に多く、理論-現実乖離等 多々ある生産性低下の罠に注意
万能でありませんので… こちらも参考 http://ameblo.jp/jishii/day-20140509.html