設計支援の場合、企画段階でのCAEが必須  技術力を分けます | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

設計支援の場合、企画段階でのCAEが必須  技術力を分けます

企画段階は、企画・マーケ部門などからの方針を元に
ニーズに基づき 寸法・部品レイアウト等、次期商品の、方向性を検討する段階です

市場ニーズ コスト 安全性 組立性 耐久など諸性能 横展開 デザイン
スケジュール  製品出す/出さない 等
  色々考慮して方針を決めます

企画段階で、下記が できる/できない 製品開発力の差となります
下流ならば、出来て当前 その段階では遅いいう
 
1)企画段階で CAEを行なう 緻密なCAEが出来ると有利
2)企画会議で 各種の設計プランに対し CAEで確度高い分析データが出せる
3)それを、皆が、理解する

CAEは 3)の効果が、かなり大きいと感じます メカ系は、見れば かなり判りますので
設計案:解析結果(分析結果)     
参照することで
 若手でも、ベテラン数十年分の経験が可能 (少し大袈裟か?)
 部外者も、理解可能

そんな効果があります   
企画段階で、細かい箇所の問題点や、重要事項が的確に把握できると、
企画会議も熱が入り、開発関係者も気合が入ってきます


ツールが良ければ、企画段階のCAEは、楽しいものでもあります
設計技術者が、想像的に色々、取組めるのがその段階です

企画構想が、決まれば、後は誰がやっても一緒 (それが理想)
設計は、そんなもので、意外に、個人技が嫌われる世界です
実際は、加工・組立性の工夫や 材料低減 特許(回避) 
創意工夫&技量を要する部分は沢山あります  
社内ルールで決まっている部分 そうでない部分 色々です


企画構想決定後は、社内ルールで設計が決定され、
(明白な社内ルールあり=少数派、適当に旧設計踏襲が大半思いますが…)
個人スキルに頼る部分が、少ない方が、品質安定
開発速度も速く、効率良くなります
(それは皆でガツガツ仕事いう ブラック体質?)

優秀な人が優秀な成果(設計) 大学はそれでOKですが
(上流より下は) 商品設計が、設計者任せ・設計者次第だと、品質が安定しない問題あり
ノウハウ共有的チームプレー重視  日本製が優秀なのは、そこら当たりと思いますが