FrontISTRで伝熱解析を実施してみました | 使いこなさない、使えるCAEのブログ

FrontISTRで伝熱解析を実施してみました

FrontISTRセミナーでの公開事例用 熱交換器の計算を実施してみました
私周囲にて、FrontISTRに期待かけているのは、別の分野の方ですが
(解析対象は、よくある熱機器同様の多結合アセンブリ)

そちらは、守秘厳しく 公開資料は熱交換器でごまかしいう…

ソース公開されたソフトで 大規模数値計算ができるいう
Calculixはじめいくつかあります  (国産FrontISTRに贔屓を)
Calculixは、シェル要素が8節点2次のみいう変則に対し FrontISTRは標準的
マトリクスソルバー充実で大規模はFrontISTRが強そう(今後調査) 
CalculixはWinPCの場合 静解析⇒大規模可 固有値計算⇒WinPCは大規模不可
Calculixの固有値計算は、Linuxならば大規模可能 Ver2.6の2013_11月時点
マニュアルは 日本語なのでFrontISTRがわかり良いです  
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FrontISTR可視機能を作成中で 上図 *.vis_psf.0000.inp は、FrontISTRの計算結果ファイルです 
スクリプトは、モデリングから条件設定までカバーできて、多層・積層・円・直線・貫通
接合・段差 等に強く 上記の熱機器は、スクリプトベースのモデラーは得意です

一部の熱関連構造計算は、CADテトラ自動メッシュで泥沼化
そう見えなくもないですが… テトラは 直線・直角・接合等への適応が悪い上
△▽ ⇔ ▽△ (細かいメッシュでも)内挿関数が変動  弱点が重なり注意
悪戦苦闘で良い解析は出来ず… 難度高い解析ほど、無理ない手法&簡単ポンを…

下記は、MaProMesh計算設定 登録情報元に ⇒ バッチファイル作製 ⇒ 計算
(大抵はインストールされたProgram filesフォルダにありますが)
計算ソフト本体のパスが判れば バッチファイル自動作成は、何とかなります
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FrontISTRは 少し独特で 4つファイルが必要   
1)バッチファイル (ファイル名任意 最後は.bat 
        中身は 'fistr1.exe < hecmw_ctrl.dat' 固定っぽい)
2)全体制御ファイル(ファイル名固定 hecmw_ctrl.dat 
        中身はメッシュと出力ファイル名 フルパス記述可だが日本語×)
3)メッシュデータ(*.msh 節点 要素 節点セット 要素セット 要素面セット 物性)
4)境界条件データ(*.cnt )  
  
別途出力制御ファイルもある模様 

1)2)は固定に近く 実質 メッシュ(*.msh)&境界条件(*.cnt) 2つ作ると◎  
MaProMeshは
1と2 ⇒ 登録 fistr1.exe にて自動作製 
3と4 ⇒ メッシュ&境界条件は、スクリプトで作成&出力です