お坊さんと参加者が語り合う”仲間”に 「坊コン 心の垢おとし『仏教的断捨離』」 に行ってきました | 寺社イベント研究家・福田祥子

寺社イベント研究家・福田祥子

寺社で行われるイベントを取材・記事を執筆するかたわら、マンダラエンディングノートのファシリテーター、終活カウンセラー初級としても活動しております。

ちょっと前の話になるのですが、ちょうど心に疲れがたまったなあと思っていた時に、「心の垢おとし」というフレーズにハートを射抜かれてしまい(笑)、寺ネットサンガの「坊コン 心の垢おとし『仏教的断捨離』」(9月12日開催)というイベントに参加してみました。

 

「坊コン」というと、お坊さんと一般女性との合コン企画かなって思う方がいるかも知れませんが、そういった色っぽいコンパではありません。寺ネットサンガの「坊コン」は、様々な宗派のお坊さんと一般の参加者とがゆるく結びつく集まりです。ちなみに「サンガ」というのは、「仲間」という意味。

 

「坊コン」では、法話を聞いた後、各テーブルにお坊さん1人と参加者数人(今回は3人)が分かれて座り、与えられたお題について気軽に話し合います。この日のテーマは、断捨離にちなんで「捨てられないもの・捨てちゃったもの・捨てられちゃったもの」。各テーブルでグループディスカッションの形で進めるのですが、話したくない人は、パスすることも可能です。

 

捨てたいものは、モノであったりはたまた人間関係であったり、人によって違うなあと感じました。どっちかというと、男の人の方が、モノの処分に関する悩みを抱えているかも…。そういや、「開運! なんでも鑑定団」とか見ていても、コレクターって男の人が多いものね。

 

私の座ったテーブルでは、みなさんお互い相手の話を聞こうという姿勢で、「仏教的断捨離」「心の垢おとし」というフレーズに心惹かれて集まっただけに、初対面なのにかなり盛り上がりました。ご担当のお坊さんも一緒に盛り上がりつつ、ところどころ示唆的な言葉を投げかけてくださり、話題がどんどん広がりました。最後には、各テーブルで話し合われたことをそれぞれお坊さんが発表。それを聞き、会場がドッとわくことも。

 

私は今、40代半ばですが、仕事と子育てで忙しい年代で、都合を合わせてみんなで集まるってなかなか難しいです。だから、こういったワークショップで感覚の合う人たちと楽しく話をするってだけで、すごくリフレッシュになるな~と感じました。

 

「坊コン」の後は、懇親会があります。私は所用で帰宅しなければいけなかったのですが、多少のアルコールも入りつつなので、本音トークで盛り上がったりするんじゃないかと想像しています。

 

寺ネットサンガでは、このほか「江戸前☆寺町ウォーキング」などのワークショップがあります。お坊さんの案内でのお寺めぐりは、本屋のガイドブックとはまた違ったディープな視点が期待できます。私も興味津々。いずれ参加してみたいなと思っています。

 

人気ブログランキングに参加しています。もしよければ、ぽちっとお願いします!


人気ブログランキングへ

 

©福田祥子 記事の無断転載を禁じます。