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第6回 「次世代の子供たちへの啓発活動」

会場 新宿区落合中学校

参加生徒 中学生240名/延べ人数752名(小学生290名、中学生462名)

 

6月10日(土)、新宿区落合中学校の2時間目の道徳授業をアイドッグ・レスキュー隊の

『次世代チーム』が担当させていただきました。

 

 

なんと全生徒240名+保護者で、約270名の皆さんの前での(私たちにとっては)大舞台。

メンバーは1か月前から、かなり気合が入りました。

 

------ 【1週間前のミーティング】 -------------------------

 

この日の練習は、今までで1番といっていいほどメンバーの集中力は高く、内容の濃い

練習を経験しました。

 

そしてその後、メンバーの、特にパワーポイント担当のぴかまるママさんのアイデアが

次々と出てこれまでの内容にどんどん肉付けができていきました。

 

まずは少人数のサークルでも、まずは児童館でも、まずは小学校でも・・・・と対象を考え

ていた私たちにとって中学校訪問というのは、私たちの活動の最終目標ぐらいに高い

到達点。

 

いやこれが最終目標であってはいけなく、伝えることが目標です。

何でも伝わっちゃう年代の子に、もっと踏み込んだことも伝えられそう・・・・

 

たくさんのアイデアを入れた場合の時間を計算し、今回の時間内に収まらないものは

また次回に利用するとして、メンバーの意見の一番多かった、『アイドッグで引き取った

子の事例』をもっと充実させることにしました。

 

私が提供した写真、一時預かり組が提供した写真、里親様からの写真、皆で話し合って

作った文章をもとに、ピース母さんとぴかまるママさん、フルタイムのお仕事組が連日夜中の1時、2時まで連絡を取りながら、新しい肉付けをパワポ(パワーポイント)に完成させていき

ました。

 

パワポに使われる画像は、108スライド、台本も108ページになりました。

 

---------そして当日を迎えました。---------------------

 

午前授業の為、朝8時15分に高田馬場で待ち合わせ。

(皆で「起きました」のラインをして出発)

 

今回の参加メンバーは、朗読が羊さん、モカ母さん、monKOHAさん、ちーさん、私、

パワーポイントがぴかまるママさん、ピース母さん。

 

そして初めての試みで、実際の保護犬として、ポンタママさんとスピッツ♀ポルカ、Maiさんと

チワワ♂アトム、ピース母さんが預かっているチワワ♀ぴのを連れていきました。

 

ご近所に住むはるちーママさんもお手伝いに駆けつけてくださいました。

 

皆さん、お疲れさまでした。

 

そして始まったいつものお話。

 

昨年、こもれびホールで500人ぐらいの前で大舞台を踏んだ私たち、

 

自慢ではないですが

もう誰も緊張して声が出ないというメンバーはいません。

堂々とお話ができたと思います。

 

中学生は、最初のエピローグで

「皆さん、のら猫って見たことがあると思うけど、のら犬って見たことありますか?」という

一同、シ~ンとなる予定だった問いかけに、「はーい」と手を挙げてふざける子が何人も

いて、拍子抜けした始まりだったのに

 

「犬を飼うって素敵ですか・・・?」の本題に入った途端、全員が集中して食い入るように、

画像とお話に集中して聞いてくださいました。

 

私が担当するパートの文章が倍増し、当日朝の最終練習で間違いばかりだったので、

「あ~」とメンバーに思われていたと思いますが、

 

何故か本番はいつも上手にできちゃうようです。

不思議なことに・・・(笑)

 

アドリブも出ましたよ。


 

真剣に見てくれる中学生たち!

涙を浮かべる子も・・・・・

 

そして、写真を探して倍増し、話をもっと肉付けした

 

ケース1・チャロルの例

(黄色の文字は、語りの言葉の一部です)

 

チャロルの引き取り時の写真に大きなどよめきがありました。

 

 

 

そして新しく加えた事例

ケース1・ぱむの例

 

ぱむは狭いケージに閉じ込められて生きてきた子でした。(中略)

 

人が怖くて怖くて…抱っこどころか、部屋の隅に逃げる、追いかけても逃げる。獣のような

速さで捕まえられず。パニックになったぱむは、それは可哀想な状態でした。(後略)

 

ケース3・ポルカの例

 

ポルカは6畳一間に100頭の犬を閉じ込めて、繁殖に使われた犬のうちの1頭です。もう子犬を

産まなくなったからという理由で捨てられたところを保護しました。

 

出血が止まらず、検査をした結果、子宮の異常が判明しました。それは腫瘍でした。

 

腫瘍で一杯になった子宮では子供が育たないために、今まで(子宮の上にある管の)卵菅で子供を宿していたようです。

 

このまま妊娠・出産を続けていたら、母体は持たず、激しい痛みとともに、命を落としていたと思われます。(後略)

 

そして・・・・

 

ぴのちゃん!

 

(保護のエピソードを紹介)

アドリブで・・・「そしてぴのちゃんは、里親希望をいただき、本日この後、里親希望様と

お見合いをすることになりました!」

 

アトム君!

 

(保護のエピソードを紹介)

 

そして先ほどのお話にあったポルカちゃんです!

 

 

このあと、生徒さんが退場をしながらのふれあいタイム

 

やはり実際の犬を連れて行って、良かったと思いました(大変でしたが・・・)

一時預かり組のお手伝いの皆さんも、ありがとうございました。

 

そして終了。

落合中学の皆様、ありがとうございました。

 

今回、担当をしてくださったY先生、副校長先生、最初にご提案してくださった柴犬を亡くされたという先生、感謝の気持ちで一杯です。

 

 

多分、お話を聞いてくださった子供たちに、

たくさん伝わったという確信で、

私たちは感動と達成感で一杯です。

 

帰りの打ち上げ、ジュースで乾杯!

 

『次世代チーム』立ち上げるときに、漠然としていて、この感動を予測していたわけではあり

ません。

 

でも、「保護だけでは変わっていかない」、そう思ってこの活動を開始しました。

 

学校訪問といっても1クラス30数名の授業に参加できれば・・・というイメージでした。

伝えることに感動とか、達成感とか、充実感とか・・・

 

私達にはまるで考えていなかったおまけなのです。

 

メンバーも皆、そのために頑張っていたわけではない。

それでも、私たちの活動は間違っていなかったという確信のもとに、これからももっと

頑張っていきたいと思い、メンバーの感想がグループラインで飛び出しました。

 

「回を重ねても、今の気持ちを忘れずに・・・

一致団結して前進したいなとつくづく思いました。

生徒さん退場するときの私達の笑顔もサイコー」(某メンバーより)

 

 

★★アイドッグ『次世代チーム』では、新しい仲間を募集中です!★★

 

これからもっとたくさんの活動をしていく為には、フルでメンバーが活動するのではなく、

2つ以上グループができるくらいの余裕をもって分担して、出前授業ができたらと構想して

います。

 

本当の意味での殺処分ゼロ、欧米並みの動物先進国を目指すには、人々の意識、特に

次世代の子供たちの意識を変えていくことが必要だと思います。

 

本当は日本全国で同じような活動が広がっていけば・・というのが願いです。

いつか希望者にはノウハウを伝授できるように、今、足固めをしています。

 

一緒に活動したい人、お仕事をしている人でも月一回の参加でも続けられます。

生き地獄で生きている子達のいない世の中になりますよう、一緒に活動しませんか?

 

お申し込み、お問い合わせはこちらです。

『次世代チーム』の活動についてはこちらをご覧ください。

 

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★次世代メンバーMEMO★

今後のの予定

 

7月2日(日) 13:00~ミーティングとイベントの準備 飯田橋ボラセンター

7月16日(日) 13;00~17:00イベント準備 飯田橋ボラセンター

         14:00 外部見学者対象、『次世代の子供達への講座』デモンストレーション

7月26日(水)イベント予定(詳細は追って表示します)