コロナの期間、しばらく積極的な活動をお休みしていたアイドッグの『次世代チーム』。
この間、メンバーは復活できる日のための準備を水面下で静かに重ねて参りました。
それでも日本中をコロナで覆っていたこの3年間、再び学校を訪問して、体育館に生徒を何百人も集めるなんて夢のように思えていました。復活できる日はいつになるんだろうか。その時にコロナの感染なく済むのだろうか・・・
そんな不安な気持ちを持っていました。
しかしこの間、チームの思いと結束は決して萎むことはありませんでした。
時が過ぎ
今年やっと、本格的に活動再開の見通しが立ってきました。

『次世代の子供たちへの啓発活動』の再開2023年第一弾は、6月21日、市川市の中山小学校訪問からスタートしました。
以降、来年の2月まで毎月1~3回の学校訪問やイベントの予定が入っています。
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2023年6月21日
市川市立中山小学校 小学5年生110名対象
道徳授業で講師として参加

記録として当日の参加スタッフ(次世代メンバーは敬称略)
モカ母、ぽまむ、ダイナ、ミナト、ケイト
(お手伝い)まゆつんさん、うめママさん
(お手伝い犬)シーズー♀あかりちゃん、ヨーキー♀あきちゃん
当日の様子。

「約14000頭。この数字は何だと思いますか?」の問いに「殺処分数」と答える子どもの数が最近増えてきました。
子ども達への啓発活動は、ボランティアである私たちの経験値が高くなればなるほど、私たち一個人の知識と感情だけでお話しするのは、偏った発信になってしまってはいけないと設立時から思っております。
私自身、子育て経験者で、ほんの一部ではありますが、教育という職業も行いながらの活動ということもあり、あくまでも大人の私たちの目線ではなく、子供たちの目線を意識しています。
例えば、ともすると私たち活動家が忘れがちなのが、当日、お話を聞いてくれる子供たちの半分以上は、この活動に興味がなかった子達であり、さらにその半分は、犬が苦手な子かもしれない。

だからこそ、お話の最初から現在起こっている動物愛護の問題点や、悲惨なレスキューの現実を伝えるのではなく、アイドッグでは、まずは東京都から出されている冊子をもとにした、「犬を飼うための意義と覚悟」についてのお話をします。
このお話の最後に、こう問いかけています。
「10年以上にも及ぶ犬との長い長い大変な暮らしの中で、貴方が得られるものは何でしょうか」
.............
ここからのお話はクライマックスで、毎回、どの学校に行っても、犬を飼っている子や、もしかしたら飼っている子が亡くなったという経験のある子など、今一度思い出してか、涙する子もいるのです。

こちらは2018年4月の写真を拝借
最後の結びはこう。
「犬を飼うって素敵です。
あなたが素敵な人なら・・ね」
ここのパートは、伝えたいという思いが強すぎて、私が参加するときはいつも私が、不動の担当(笑)
そしてここからは、ようやく、日本の動物愛護と動物先進国との比較を交えた現状の説明。
これはここ5年でも大きく変わってきていて、都度、次世代チームでは情報の見直しをしています。

そして、当会で保護した数えきれない子達の中で、皆さんにお伝えしたい子達の実例を紹介。
実態報告ばかりではいけないので、最後に、私たちがなぜこうやって学校を回って皆さんに伝えているか、次世代を担う皆さんへの思いやお願いのバトンをお願いして、パワポでのお話を終えます。

そして終わったら「質問タイム」
こんなに手を挙げてくれました。
もうどんな質問が出ても怖いものなしよ。
マイクの関係で聞き取りずらいものも大体わかってしまいます(笑)

そして最後は恒例の・・・

元保護犬、現保護犬の登場です。
盛大な歓迎を受けて、この日、協力してくれたのは
すでに里親様の子になった
シーズー♀灯(あかり)ちゃんと

うめママさん預かり中の
ヨークシャテリア♀あきちゃんです。

毎度毎度、この時間が、この授業の引き締めとなって、よいムードで終了します。

中山小学校の皆様、ありがとうございました。

灯ちゃんの里親様、ありがとうございました。
お手伝いをしてくださったまゆつんさん、うめママさん、ありがとうございました。
※次世代チームでは、ご自宅のお近くの学校訪問でお手伝いしてくださるアイドッグの里親様と卒業犬を募集しています。(子どもが大好きなワンちゃんに限ります)
次世代チームの訪問授業希望の学校、学校以外の子供たちの団体(10名以上でご相談に応じます)
いずれもこちらへお問い合わせください。
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【緊急告知】
次世代チームで、夏休みのイベントを行います!
「夏休み・自由研究」
7月30日(日)第1回定員30名
8月12日(土)第2回定員30名
会場 東京ボランティア・市民活動センター
JR飯田橋駅すぐ
次の記事で募集開始します。