何度も書いているかもしれませんが、10月にスタートしたアイドッグの活動は、

 

下地があったのですぐに軌道に乗せているセンター引き取りスタッフチームとは違い

 

やっと手探り状態の「次世代チーム」のメンバーのメーリングを作り、今後の日程を皆さんにお知らせしました。

センター引き取りやカレンダー販売、保護犬の診察などで忙しくしていたところ


「犬を飼うって素敵ですか?」(東京都のパンフレットより)からパワーポイントを作ってくださっているぴかまるママさんから、

 

こんな感じで作っていますよ、というお手紙が 送られてきました。(本当にありがとうございます)

 

この活動はずっと以前から構想していたのですが何故実現しなかったかというと、今の日本の動物における関心度は欧米の動物先進国に比べて低く、

 

何よりも殺処分されている犬猫がいる現在、動物に関心のある人たちから見れば、人間の子供への啓発活動への関心度は低く協力者も少なかったのです。

 

こたつでパソコンを打っている私を

見下ろしている2ワン

 

世間の関心は、そんな地道なところじゃない。

人の心が動くのも、傷ついたボロボロの子を見たとき。

 

それはわかっているし、何度も何度も経験してきたこと。

 

保護活動自体、初めて知りました、という方々はそこからはいってきます。

 

でもそんな中で、この地味な活動をやすことの大事さに気がついてくださったスタッフたち

また、気がついてくださった応援者様

 

今はまだ形になっていませんが、必ずやこの活動を地味な活動ではなく、大きな活動にしたいと思っています。

パソコンやらないで、おやつタイムにしろって、

要求吠えうるさいラッシー(一応、里親募集中)

 

私の性格が、よくポメラニアンの性格に近いと言われるんですが(笑)

 

まあ、おめでたいというか、無理だ、とか諦めるとかがないのですよ。「できる」って、いつもそう信じています。

 

そんな中、以前、何年間かある取り引きをしていた担当のMさんという方から、心を打つメールをいただきましたので御紹介します。

 

Mさんは、小学1年生のお子さんがいる働く女性です。(名前をケイトに変えて、個人的な部分は省いています)

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独立されたのですね。
ブログを拝読して、涙が出ました。

 

理由は3つあります。
動物への虐待が減らないことへの怒りと悲しみ、子どもたちへ啓蒙していくという考えに心底共感したこと、そして、同じ女性として素晴らしい行動力。

 

私もかつて、近所の愛犬家のおうちで11匹生まれた1匹を譲って頂いて、黒ラブラドールちゃんと14年を過ごしました。

 

その結果、私は、わんちゃんとは当面暮らさないと決断しました。


どうやっても、わんちゃんが120%幸せな生活をさせてあげることが出来ないと思ったからです。

 

いつか、子どもも家族も、そしてわんちゃんをも、それぞれが幸せに生きられる家庭を築けたら・・・と思い今は我慢しています。

 

ペットショップの裏の実情。
ペットをファッション感覚、アクセサリー感覚で購入する人。
何ならローンを組んで…


親も、犬を欲しがる子どもに簡単に買い与える姿。
全てに疑問を持っています。

親が変わらなければ。子どももずれて行く。
いつもそう思います。

 

色々思うところはあります。
だからケイト様が、子どもたちへ啓蒙される方針は素晴らしいと思います。

 

ローマは1日にしてならず。


今日、明日に成果の出ること

ではないかもしれませんが、
人に何かをしてもらったら御礼を言う、というような「ごくごく当たり前のルール」として
責任のない軽い気持ちでペットを購入しない。
という意識がこの日本に根付くと信じています。


M
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ここまで。

 

私は生まれたときから、犬のいる家で育ち大学生の時に東京に出てくるまでに、

 

捨てられた犬、飼えなくなったからと頼まれた犬の引き取りなど、常に犬のいる生活をしてきました。

 

今の私のこの活動は、もしかするとどんな子でも引き取っていた亡き父が、あの世で「やれ~」って背中を押しているのかもしれません。

 

勿論、犬が大好きな私でしたが、そんな私でも家族を持ち、子供が生まれて成長しているときにすぐに欲しいから犬を迎えようなんて考えませんでした。

 

たくさん海外旅行をしていたし、家族が協力してくれると思ったその時まで犬を飼うことを我慢して

 

そうして犬を自分の家庭でようやく迎えることができたのは、下の娘が5年生の頃でした。

 

皆が皆に、そうして下さいと言っているのではなく、私の家での「責任」を持てる時期はそうだったのです。

 

だから

 

「犬を飼うってステキですか?」の内容を

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/yomimono/dokuhon.html

 

子供たちに伝えていく活動は、たくさんの大好きな犬達、本当に可愛い犬達を何匹も救う活動だと、心から思っているんです。