8日はトライアル同行の後、「第1回次世代チーム」のミーティングでした。

この日の参加者は5名。(うち新メンバー2名です)

 

「次世代チーム」とは、その名の通り、「次世代の子供たち」への活動をするグループのことです。

 

今回は、参加できなかった別の新メンバーさん達もいるのですが、ひとまず活動を始める前の段階のミーティングなので、ある程度は保護活動の経験者である私達が形を作って行こうかと思っています。

 

と、思いましたら・・・・

 

 

昨年、私が「ケイトログ」のブログでこの活動について触れた時からずっと共感してくださっていた

 

わたしが元預かっていたぴかちゃんの里親様であり現役の小学校教員であるぴかまるママさんが、お約束通りに参加してくださいました。


そして、初めてこの企画の中で、教員の立場からのお話を聞かせていただき、目から鱗でした。

 

やはり私達だけでは、愛護団体側の思考にどっぷりと偏っていることに気がつきました。

 

私達は、あれも伝えたい、これも伝えたい、と盛りだくさんの思いがあります。が、

 

ぴかまるママさんからのアドバイスは

 

どもたちのグループが小学校低学年なのか、高学年なのか中学生なのかによって、

集中して聴ける時間も度合いも違うということで

 

話す内容もアプローチの仕方も違うということ。

 

まずはテーマを一つに絞って、台本を作っていこうということになりました。

 

「テーマを一つに絞る」ということで、様々な意見が出ました。

 

私達が伝えたかったことはたくさんあります。

 

・たくさんの犬達が処分されているという現実

・犬を飼うには、ペットショップだけではなく、里親募集をしている子の中から選ぶという選択肢があるということ

・動物先進国のワンちゃん達のこと などなど。

 

子どもたちの知らないことを話したいと思っていたのですが、テーマを一つにしなくては、一挙両得どころか虻蜂取らずです。

 

「アイドッグで子供達に一番伝えていきたいこと」

 

それは何なのか。熟考しました。

 

「犬を飼うにはペットショップという選択肢以外にも里親という選択肢がある」というテーマも候補になりました。

 

でも、何か違う。

確かにこの話はどこかで伝えたいと思います。

 

でもそれは、殺処分ありきの今、伝えたいことの1つではあるけど、最終目的ではない。

 

私達が、次世代の子供達に一番伝えたいことは・・・・


 


こちらのHPからから見てください↓
 

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/aigo/yomimono/dokuhon.html

 

これは、東京都福祉保健局が作ったパンフレットです。

知っている人も多いでしょう。

1番伝えたいのは、このパンフレットに書いてあることなんだということを思い出しました。

 

「命の大切さ」

「命の重さ」

 

殺処分前提でなすべきことではなく、

 

殺処分対象になる子を作らないようにする為の啓発活動・・・・・

 

特別なことをするわけではなく、やっぱり原点は地味な活動です。

この原点のテーマは当たり前ではあるけれど、何回伝えてもいいのかもしれません。

 

これで私達の向かっている方向が、はっきりしました。

東京都の目指しているものの後押しは、やがて、日本の目指しているものと一致してくるでしょう。


本当に本当に、ぴかまるママさんに参加していただけて私たちの構想が面だけの構想だったのが、立体的になってきました。

 

年内にもう一度ミーティングを開き、その日には台本を作って行って検証します。

 

よいものを作って、たくさんの子供達の前で伝える日を夢見ながら、こちらの活動も頑張ります。

 

~~ お知らせ ~~

 

今まで「次世代の子供たちへの啓蒙活動」という表示に、してきましたが、「啓蒙」という言葉は上から下にものを言う時に使うニュアンスがあるので、学校現場では「啓発」という言葉の方が適切のようです。

 

その為、アイドッグでは、今後、「次世代の子供たちへの啓発活動」という言葉に変えて発信していきたいと思います。