雑感です・・・。
風邪を引いて長引く人。
逆にすぐに治る人がいます。
上司に叱られて落ち込んだり、反発して尾を引く人。
すぐに立ち直って「なにくそ」と、それをバネに
ますます頑張る人とがいます。
その違いは「免疫力」だと思うんです。
病気のほうの免疫力を高めるには、運動、睡眠、ストレス
をためないなど生活のしかたが重要で、とりわけ食生活
の改善とストレスをためないことが鍵を握ります。
しかしビジネスパーソンの免疫力は、病気よりも難しい。
それはなぜか・・・。
ビジネスパーソンの免疫力というのは、若い時に苦労した人間
にしか獲得できないものだからです。
若い時の苦労とは、色々な経験をし、失敗もし、上司の叱責
を乗り越え、理不尽なことに耐えること。
苦労は買ってでもしろというが、それは免疫力をつけるため
だと思うんです。
キャリア採用の現場において、転職回数の多い人を敬遠する
のは、転職回数が多い人は、職場で何か障害となることが
あると、耐えることなく避けるために会社を変えること
を繰り返しているために、組織で生き抜くための免疫力が
できあがっていない可能性が高いからです。
そして。
免疫力のない人を幹部にしてはいけません。
免疫力がないと、自分の貢献度の低さを部下のせいや上席の
戦略のせいにする傾向があるからです。
免疫力のない幹部は、自分を守るために上席を避けるように
なります。
同志でなければならない、上席と幹部が避けあう関係になって
経営がうまくいくはずがありません。
免疫力のない幹部ほどやっかいなものはないのです。
意思のない経営者は、免疫力のない幹部に弱いものです。
そして、本気で幹部と向き合うことができません。
意思のない経営者、
そして、免疫力のない幹部が率いる組織の余命は非常に短い、
という事実があように思います。