とするよりも、ちょっとだけ、5%だけ優れた仕事を継続すること
の方が大切だと思います。
5%の継続という安定は、周囲の信頼感を高めます。
「やる時はやる」「やれば出来る」という一発屋よりも任せる側は
不安がないので、機会を与えてもらいやすくなります。
なので、結果も出しやすくなることが多いのだと思います。
この繰り返しが周囲の注目や期待となって、自分にかえってくる
ので、また向上心ややる気に火がつくという効果もあるでしょう。
5%だけ優れた仕事をし続けるに何が必要か。
ここで「陰でやっている圧倒的な努力」とかいうとありがちで胡散
臭いので、普通の感覚で考えますと・・・
1つは5%くらいの精神的・時間的な余裕が必要だと思います。
もうあとちょっとだけ踏み込んでみる、あと少しだけ工夫とヒネリを
加えてみる、そんな取り組みは気持ちと時間に余裕がないと
できません。
次に、5%くらい大きな期待。
出来そうなことのちょっと上に設定された目標です。
これらが自分でできてしまうのはイチローさんくらいですから、
マネジャーはメンバーを精神的・時間的に追い込んだり、過大な
期待・目標を背負わせたりせず、5%だけ優れた仕事をするための
ちょっとした余裕とちょっとだけ大きな期待を与えるのです。
これが継続されることで、チームや会社組織は結果的に大きく
変わるのではないでしょうか。