騙されてはいけない言葉 | 子育て~夜遊び~お仕事

子育て~夜遊び~お仕事

★★★ 訪問いただきありがとうございます ★★★

51歳。ビジネスの裏側。
プライベートなお店情報。
まじめな時事論。社会情報。
多種多様にお届けします。


子育て~夜遊び~お仕事-r


最近は業種が限られているようですが、「中途採用」を

している企業は多くあると思います。


一方で、労使における民事訴訟も増えてきています。

(東京地裁公開資料より)

どんな、訴訟なのか。


いわゆる「不当解雇」や「賃金未払い」、及び従業員に

対する「不利益の強要」というものだそうです。


そもそも中途採用とは、どういう位置づけでしょうか?


①欠員補充

②増員補充

③新規事業要員


などがメインでしょう。


しかし、全ての採用ニーズに共通している企業サイドの

”要件”は【即戦力】ですよね。

もちろん、新卒採用ではないので育てる余裕なんかない、

という意識もあるでしょうしね。



では、①は純粋な採用ニーズとして、②③はどうでしょう。



(増員補充)

この言葉も一見すると聞こえがいいですが、背景には

社内で人材が育っていない、もしくはマネジメントの育成

能力に問題がある。

社員離脱が多い。

などが容易に想像できます。


(新規事業要員)

これは、求職者にとっては魔法の言葉ですね。

新しい事業を自分で立ち上げられる!なんて、大きな夢

を抱きますね。

でも、冷静に考えると社内で抜擢できる人材がいない、②

に関連しますが、育てられる環境にない。

第一、企業の今後を左右する”新規事業”の立上げを社外

から採るのって・・・。

新規事業カテゴリを経験した即戦力を採用しよう!という

ことなのでしょうが、そのカテゴリを経験した優秀な即戦力

は転職しませんね。

(会社が倒産したとかなら別ですが)



最近思うんですが、本当に「新規事業」をゼロから立上げ

てきた人なんか、そう世の中にはいないはずなんです。



会社が用意した資本(お金)と環境(オフィス・インフラ)を

利用して”売上”をゼロから稼いできた人はいますが、

事業環境をゼロベースで検証・分析して、資金計画および

事業計画の中長期をたて、それを実行し、検証・改善を

繰り返す中で事業を軌道に乗せてきました!

なんて人は”引く手数多”でしょう。


軽く1千万を超える年俸を取れるのでは?と思います。


そういう仕事をして実績を出している人は、その会社で

役員や事業を分離独立させた代表取締役として事業を

牽引しているか、他社から数千万円のオファーがきて

引き抜きにあうでしょう。



「経歴書」に<新規事業立上げ実績多数あり>なんて

書いているのを見ると、心の中で・・・


(うそつけ。立上げじゃなくフォローメンバーだろう・・・)


と思ってしまいます。



こういう、本質的な「事業」を知らずに人材会社の小僧・小娘

たちが”優秀な人材です!”なんて言ってくると、私は思わず


「○○さん、この人と一緒に仕事をしてたの??

 してないなら、上っ面な経歴書で踊らされないほうがいいよ」


と言ってしまいます。

最終的な採用判断は会社であり、経営者でなのですから

他人の意見を鵜呑みにしたり、任せたりしてはいけないのです。




本題がずれましたが、採用する企業側も「本質」を見抜かず

に採用活動をすると、「自社の利益」だけを追求し、「自社の

短所」を見ぬ振りして最終的に立場の弱い「従業員」の将来

を滅茶苦茶にするような判断を平気で行い、結果的に採用

コストを大幅に上回る”訴訟”へと発展していくことを肝に命じ

なくてはいけないのです。




ちょっと毒づいたコメントでした・・・^^;