ダメな人は、すぐに「飽きる」。
ダメ幹部やダメ社員に最も多いのは、すぐに「飽きる」人。
会社経営も、一人ひとりの仕事も、お客様との仕事も、
大事なことは、一定の質で「続けること」です。
瞬発力も時には必要なのだが、どちらかというと重要なのは
持続力の方。
どんな楽しいことでも、どんなもの珍しいことでもいつしか
それが平凡になってしまえば、飽きる一方です。
ところが仕事なんてたいがいが平凡なことの寄せ集めなので
あって、そうそうテレビドラマみたいなワクワク感のあるドラマが
転がっているわけじゃありません。
平凡なことに気持ちをこめられるかどうかは、自分の意識次第。
特に今のように、多くの会社が厳しい状況にある時が、一番危険。
地道なこと、平凡なことがないがしろにされがちだからだ。
危機感をあまりにも強烈に共有してしまうと、皆意識が「危機から
の脱出」に行ってしまって、クリーンヒットやホームランを狙うよう
になり、大振りばかりするようになる。
業績が厳しい時ほど、お客様からの一本の電話への応対を丁寧
にしなくちゃいけない。
お客様からのお電話の伝言メモに気持ちがこめられることが仕事
の第一歩という、原点に帰らなくてはいけない。
平凡なことに気持ちをこめられている人は、平凡なことにこめられて
いる気持ちを理解することができる。
平凡なことに気持ちをこめられる社員。
平凡なことにこめられている気持ちを理解できる社員。
そんな社員が揃っている会社が、計画さえ間違わなければ、必ず
復活できると思うのです。