自己評価 | 子育て~夜遊び~お仕事

子育て~夜遊び~お仕事

★★★ 訪問いただきありがとうございます ★★★

51歳。ビジネスの裏側。
プライベートなお店情報。
まじめな時事論。社会情報。
多種多様にお届けします。

考課期間が終了して評価をする際、上司が評価する前に

自分で自分を評価する仕組みを導入している企業が多く

なりました。


もともとの狙いは、本人の考えを汲み取って納得性を高める、

評価するための情報を洩れなく集めて評価の正確性を期す

といったことにありますが、その他にもメリットがあります。



自己評価とは、自分を客観視すること。


誰しも、自分は頑張った、働きぶりが認められている、運や

環境が悪かった、成長できた、などと感覚的に思い込んで

しまいがちですが、評価基準や設定した目標に基づいて自分

を評価する機会を得ることにより、視点を変えて冷静に自分を

見つめなおすことができます。



また自己評価は、評価や目標への当事者意識を高めます。


上司からの評価を待っているだけの姿勢では、結果の点数や

ランクを受け入れるしかないという感覚になり、だんだんと評価

や目標への関心が低下していきます。


自分の成果や実力や働きぶりについて自分で振り返って評価

を行う=評価に参加させることは、評価を正に自分の問題として

考えるきっかけとなります。



もちろん、気をつけないといけないこともあって、自己評価を軽視

するような運用、例えば調整に調整を重ねた末に、自己評価と

大きく食い違うような結果になってしまうようなことが続くと、

かえって反発を招き、せっかくの仕組みが形骸化してしまいます。


点数だけつけさせて、その中身を汲み取らないようなことをやって

いても、また同じようになりがちです。



この手の類の「制度」というのは、PRだけではなく実際の運用と

検証、改善が永遠に続くということですね。