社長がボトルネックだったりする | 子育て~夜遊び~お仕事

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「こんな時に企業理念なんて言ってる場合じゃないよ」
「そもそも企業理念で飯が食えるかよ」
元々、生ぬるいこと言ってるなよ、とばかりに平時でも「理念嫌い」
の人は少なくないんですが、普段は理念、理念と言っていたのに、
不景気で厳しくなると、とたんに企業理念の看板を下ろす人が結構
います。
理由は、「それどころじゃない」・・・ということです。
これは決定的にマズイです。

色々格好いいことを言っていたのに、苦しくなると、その看板をすぐに
下ろして、社長が急に「顧客志向」だの「顧客と向き合え」だの言う。
ちょっと待ってください。
社員は最初から顧客志向だし、顧客と向き合ってるんです。
顧客志向じゃなく、顧客と向き合ってなかったのは、社長だけです。

苦しくなって、急に社長が顧客と向き合ったからって、何がよくなるわけ
でもないんですから、慌てて変なこと言い出さずに、今まで「これが大事
なんだ」って言っていたことを社長はもっと徹底するべきですし、自分が
先頭に立ってそれを実行し、微動だにせず一番生き生きと仕事をするべき
なんです。

ほんと社長って大変です。
でもしょうがないんですよ、好きでなったんですから。
で、社員以上においしいことも多いから社長やってるんですから、ここは
ぐっと我慢して、右往左往せずに、余裕のあるふりをすべきです。

間違っても非常事態宣言なんかして、社内を真っ暗な雰囲気にしてはダメ。
かえってお客様にいい仕事ができなくなります。
そんな宣言しなくたって、社員は社長以上に事情はわかってますし、やること
やってます。
だから社長も、社員を子供扱いしてなんだかんだ言っていないで、社員以上に
やることやればいいとボクは思います。
まあ、商売の内容が最初から世の中に受け入れられないとか、やり方が
根本的にマズイとか、そういうことは問題外ですから、別の話ですが。

みんなやることやって、それでもダメならしょうがないでしょう。
だいたい社長が騒ぎ過ぎて会社をおかしくしてるってこともあるんですから、
よくよく考えて発信しないと。
今日のテーマは「~どころじゃない」「~している場合じゃない」って、言い始めると
マズイです、という話でした。
「急がば回れ」です。