たまに行く寿司屋のオヤジさんが、「どんな会社かは、
新入社員を見れば分かる。」と言っていました。
「社長と話をしていて立派な会社なんやろな~と思ってたけど、
若手と新入社員が宴会とか飲み会をしているのを見たら、
これはアカンなと感じることがある」そうです。
いくつか具体的な事例も聞きましたがマナー、人間関係、話題
などから長年の勘で感じるものがあるんだと思います。
マナーからは、社会性が推し量れます。
名刺交換や電話応対が出来るようになっても、会社を出たら傍若
無人の振る舞いをするのは、組織に属して社会と向き合っている
という意識が低いということ。
店などで、店員の人に向かって(発注側の不遜な態度になって)
口の利き方を間違っている若者をよく見ますが、先輩になった時や
有利な立場に立った時の取引上のコミュニケーションを想像して
不安を覚えます。
人間関係からは組織力が推し量れます。
新入社員が言いたいことを言えず、先輩の説教の対象や接待係
になっている。
先輩も後輩もない、敬語もなにもあったものではないような友達関係
になっている。
話題がなく、当たり障りのないことを延々と会話して盛り上がらない。
そんな飲み会からは、シナジーによって仕事が進化する様子は想像
できません。
話題からは現場力が分かります。
さんまの番組がどうしたとか、彼女とこんなことしたとか、そんな下らない
話を皆で熱っぽく語っている。
会社の仲間同士で絵に描いたような井戸端会議を、飲み会の間中ずっと、
それも楽しそうに話し続ける姿からは、仕事に対する思い入れも成長意欲
も感じることはできません。
オヤジさんが言いたかったことは、ざっとこんな感じだと思いますが同感
であります。
でも。
若者は得てして上の人達の真似をしているだけということもありますから、
気をつけないといけませんね(笑)