メールには・・・
< 今日はどうもありがとう。
僕も久しぶりに遠出をして、いい気分転換に
なりました。
●●さんには、驚く話をしてしまって申し訳
ないです。
正直、ご主人を恨んでいたものの、現実的に
こんなことになるとは思っていなかったので。
もしかしたらご主人はしばらく戻らないかも
しれないですね。
1人でいろいろ考えたいと思います。(男って
そういうときがあるので・・・)
無事帰宅されたら少しやさしくしてあげて。
また会いたいので連絡してもいいですか?
では、おやすみなさい。 >
彼女は「彼」がこの事態を知っているのではないか
と思いました。
でも、「彼」が夫を殺すことも不可能だし、何かをする
にも志望推定時刻には一緒にいたので無理。
「彼」との再会によって、夫は自殺をしたわけではない。
でも、自殺の原因には「彼」が大きく関与している。
でも、その原因の元は夫が大きく関与している。
離婚したいなんて、今までは思わなかった。
でも、「彼」の行為によって彼女夫婦の歯車は間違いなく
大きく狂い始めた。
ずっと好きだった「彼」
憧れだった「彼」
その「彼」に間接的に殺された「夫」
夫の自殺から3ヵ月。
彼女は不覚にも妊娠していました。
”復讐”の卵を自らの身体に植付けられたようでした。
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いやいや、ずいぶん引っ張りました
この話、実話で正月に仲間と飲んだときに詳細に聞いたもの。
「彼女」として登場してくる人、この人は知人でした。
当時、ご主人の葬儀に友人と参加もしていました。
あまりの恐怖。
人の執念深さ。
男の嫉妬。
殺意。
雇用環境の悪化の中、労使関係における似たような問題が
頻発しています。
人は感情的になる生き物ですが、総じてその「感情」は一瞬
のものです。
でも、人生を狂わされたとき、「感情」は根付くものです。
気をつけましょう。