先日、ある飲料メーカーで企画系の研修をさせていただき、
先日 その振り返りということで、研修のご担当者とMTGを
行ったのですが、そこで見せられたのが、『講師評価』。
研修後、約30名の受講者の皆さんに、講師を5段階で
評価させる(「理解させる」「考えさせる」「雰囲気づくり」
「総合評価」の4指標)というものでした。
昔からずっとやっているそうで、多くの講師の評価がデータ
ベースとなっているとのこと。
「事前に言ってよーー」
と思いましたが、恐る恐る覗くと、決して悪くない好評価で
ホッと胸をなでおろしました。
それでも、「質問時間が少なかった」「もう少し積極的に意見
ができる雰囲気が良いと思う」「・・・の時間を短くして、・・・の
時間を長くした方がよかった」といった声を目にして、改めて
学んだ次第です。
その会社は講師にプレッシャーをかけるために、こういうことを
やっているのではありません。
数値化することで、研修の企画者として研修会社や講師の選択
を含めてその成否を自己評価することが目的です。
確かに、フリーコメントのみだと取りっ放しになって、研修をやった印
としてアンケートが保存されているだけになってしまいがちです。
もちろんその場が良かったかどうかということと、研修の内容が日常の
言動に反映されるかどうかは一致するものではありませんが、講師が
こういう緊張感の中でやることも大切ですし、研修担当者のこういった
取り組みが講師のレベルアップを促すということもあると思います。