会社などでよく使われる言葉として「戦略」という言葉があります。
Wikiでみると・・・
戦略(せんりゃく、Strategy)とは一般的には長期的視野、
複合思考で特定の目標を達成するために力や資源を総合的に
運用する技術・科学である。
と明記されています。
語源が軍事用語として用いられていたものだそうで、時代背景
によって語句の用途は変遷をたどっているようです。
ビジネスパーソンが使う場合、大体が上記の定義で説明される
ものかと思いますが、中には「戦略」をただしく理解・使用してい
ないひともいるようです。
とある会社の会議で
「戦略を立てて、順次ご報告いたします」
という表現があったようです。
戦略を順次報告??
ちょっと変ですよね。
戦略とは初期に立てるべき仮説や市場予測を土台にしたもので
順次変遷していくものではないはずです。
順次報告すべきは、戦略→実行→検証という流れ、つまりは進捗
であるはずです。
このひとも多分このことを言いたかったのでしょうが、言葉を間違える
とせっかく「いい仕事」をしていても、評価が下がる可能性があります。
似たようなことは「企画」や「企画書」にもあります。
妄想も含め、アイディアを書面におとし、仮説の中で市場規模に
基づきそれなりのGoalまで視覚化することが大事です。
でも、中には「アイディア書」みたいになっているものもあります。
付随して、企画書提出の際に「ラフ版」ですといって出す人がいます、
こういう人はだいたいあらゆる書類・提出物が「ラフ版」と添えられて
でてきます。
(いつ、正規のものがでてくるのか・・・)
初期の教育によって、ビジネスの習慣は恐ろしいほど根付くものです。
20年近く、仕事をしてくると自分のスタイルをあまり疑わなくなります、
そういうときこそ「振り返り」が大切です。
自分自身もいつも気をつけています。