転職する人が口にする言葉で多いのは??
という質問をされたことがあります。
私なりに12年ほどこの人材にかかわり延べ5,000人ほど
のキャリア支援をしてきました。
その限られた経験の中で思いつくのは・・・
1位:キャリア・アップをするため
2位:報酬関係
3位:人間関係
というとろでしょうか。
1位のキャリアアップというのは本当に相当の確率で
みなさん口にします。
2位の報酬にもリンクしますが、
「今の会社ではキャリアを磨けない。実績を出しても
会社が理解してくれない。(報酬が上がらない)」
とうい台詞がでてくるわけです。
では、キャリアアップといいますが本当の意味を理解
しているのでしょうか?
答えは疑問です。
好きなことをできる環境がキャリアアップが可能な環境
ではないのです。
自分にかけている、あるいは不得意な分野に対して壁
を克服し、自分のスキルとして身につけ、且つその分野
で「実績」を出すことが「キャリアアップ」なのです。
今の会社では周囲の先輩や市場においても学ぶことが
ない。
なんていうのも私個人としては「本当にそうなのか?」と
疑問を持ちます。
ビジネスの世界で高いスキル(技術)を身につけ、恒常的
に成果を出している人は「会社」や「社員」に対してこの
ようなことを言いません。
得てして「キャリアアップ」を連呼する人は現在の会社で
たいした実績を挙げていないことが多いです。
周辺要因に対し不満をぶつけ、自身に対する反省をして
いるひとは大概転職市場にでてこないのかもしれません。
そういう人は人のせいにせず、自身で常に振り返りをし、
その繰り返しで段々と成果をだすことで「会社」に必要な
人材となっていることなのでしょう。
かといって市場に出てくる人が「いまいち」ということでは
ないのです。
この「自身での振り返りと反省」の癖が付いていない人は
転職しても、その先でまた「他人」や「環境」のせいにする
確率が高いということです。
どんな業界や職種でもこの習慣を持たない人は同じ行動
を繰り返し、最後には市場での価値がなくなる、という現実
もあるのです。