新人研修といえばいろいろあるだろうが、営業系で言えば
飛び込み研修、というのも結構多いのでは。
業種によってはこの手法は非効率な場合があるが、最初
の研修で度胸をつける、という意味では名刺獲得などで
いい経験ができるのも事実。
私は15年以上前、証券でまさに日々100件飛び込みという
のを6ヶ月近くやった経験がある。
地域は港区虎ノ門と愛宕、その後は青山界隈、どこも企業
や優良個人が多い地域だがその分当然競合も多い。
知らない間は「事務所」にも飛び込んだ。
六本木の有名な「稲川」さん。
本当に一見して怖かった。
ちょっと意地悪され、銘柄などを聞かれたこともある。
同期の中にはトラぶった過去客だったようで、靴を脱がされ
軟禁されたこともあったよう。
でも。これはあくまで営業マンを出している企業の考えで
期初の忙しい時期に毎日飛び込み営業がくる「事業法人」
はたまったものではないだろう。
慣れているところも多いが、中には真剣に怒る場合も。
ごもっともだ。
そんなとき上司が援護してくれるか、してくれないかは大きい。
私の当時の上司は最後までよく守ってくれた。
私が今沢山の若いメンバーを持ち、その当時の上司の気持ち
を理解できるようになった。
当時の恩を今は彼等に返すべきなのだろう。