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今日の日経新聞にでも出ていたが、最近改めて
企業内で「360度評価」を導入する企業が増加
しているらしい。



以前にもこの評価制度を導入する際に各方面で
注目されたが、実際に根付いた企業はほとんど
ないと聞いている。
この時期になると、新人向け研修で幾度となく
連呼されるのが「報・連・相」。
上司も部下に会社方針や事業部方針について
遅滞なく報告し、運営方法について相談する
など、一挙手一投足が評価対象として注視され
ることになる。


前回のときには日本企業に不向き、という理由
で大手企業も導入を見送った経緯がある。
しかし、若年層の離職増加と人材不足の深刻化
などで再度、マネジメント層の立位置や、姿勢
を評価しなおす空気が大勢を占めたようだ。



一方では若手への迎合!や、媚びる人事!など
辛辣なコメントもあるようだが、要はどこまで
このような人事制度が理解され、「正しく」
運用されるかだろう。


偏見や固定概念が強い中でこのような制度を
導入・運営しても望む成果はでない。
一部の企業では「リストラ」道具として部下の
NG評価を盾に退職を迫るようだ。




本来、大人があつまる組織の中で一緒に仕事を
するのであれば「コミュニケーション」さえ、
上手くとることができれば面倒な制度も必要無。
しかし、このコミュニケーションを世代に関係
なくとることが難しいから結局はデジタルに
依存した若者、などと言って会話をさける昔の
大人が自ら面倒な環境を産み出している様に
思えてならない。



SNSやブログ、最近注目されているコミュニティ
はもはや経済活動において不可欠になっている。
先入観をもたず、大人もこの4月といういい機会
に一歩踏み出してみてはいかがだろうか。