本屋さんでビジネス書のコーナーにいくと、啓蒙系の書籍
が必ずある。
その中でも「なぜ働くのか?」や「人生の中における仕事」
というようなタイトルが多いのに気づく。
大半が対象を若手の社会人においているようだ。
その中、最近目に付くのがリクルート系の「売れる営業」系
の書籍。
どうも、ひがみなのかリクルートの営業というだけで異常に
美化しすぎている傾向を感じる。
たしかにリクルート出身で優秀な経営者や役員は多い。
でも、ちょっと調べるとリクルート本体ではなく「コスモス」
出身者が相当多いことに気づく。
宋さんの書かれている書籍はそれらの本とは違い、日本の
営業マンを客観的に視るものが多く、個人的には結構参考
になる。
リクルート系でも高城幸司さんという人の書く本などは、
見る人によっては「上目線」で好感をもてないという書評を
見たことがある。
要は「過去」どれだけすごい人であっても、「現在」の姿が
一流でなければたいしたことはない。ということ。
SBIの北尾さんの本もあったけど、野村時代の武勇伝を
知っている方は別にして、ホワイトナイトとして脚光を浴びた
ときの「あの北尾」さんしか知らない人は、いくら偉くても
「なぜ働くのか?」と問いかけられても素直に読めない、
というものだ。
40を手前にして、最近特に人前で話すときの自分の態度
には気をつけている。
いろんな人がいるので100%不快感を与えない、というのは
難しいかもしれないが、自分のちょっとした態度、表現で
無意味に敵を作るのは馬鹿らしいと思っている。
そういう意味ではマスコミの一方的な報道のみで評価をされる
著名人の方はもっと苦労するのだろう。