昔某有線企業に勤務する女性ベテラン営業がいた。
今から約10年前になる。
彼女は2人の子供をもつ人妻だった。
見た目は今で言うちょっとセレブ感のある、上品な女性だった。
別の仕事の関係で知り合い、3ヶ月ほどプロジェクトメンバー
として一緒に仕事をした。
PJT終了時の打ち上げで、その彼女から告白を受けた。
彼女は当時33歳。
私は27歳。
6歳の年齢差だった。もちろん私は独身。
赤坂の打ち上げ会場から、4人ほどで六本木で2次会をやり、
最後は車で送るということで2人の女性を送った。
そのうちの1人が「彼女」だった。
彼女は最後でいい、と先にもう一人の女性を送り、その後彼女
の自宅近くに向かった。
車中ではずっと左の腕に手を回し、私にくっついているな感じ
だったことを覚えている。
彼女を降りる前に車中で私のものを含み、飲んだ。
衝撃だった。
人妻への罪悪感というより、その大人のテクニックというか度胸
というか、今までに経験していない緊張感があった。
昨夜、その彼女と偶然の再会をした。
地下鉄のホームで声をかけられた。
相変わらず上品な感じではあったが、さすがに10年の月日を
感じる変化はあった。
方面が同じだったので10分ほど車中で話をしたが、あの後夫と
離婚をして、今1人でお子さんを育てているという。
彼女は久しぶりの再会にちょっと興奮したのか、大きい声で・・・
「あの日のことはすごく憶えているのよ ^^
ああいうときめきはもう無いけど、女性としてうれしい時間を
過ごせたわ。」
と言って電車を降りた。
でかい声で言わないで・・・!
時、既に遅し。
周囲の視線は「限定」された想像の中私に注がれた。
仕方なく一度電車を降りたのは言うまでもない・・・
私だってよく憶えてるわ!!
あんなことして!!
流行を先取りした「人妻ブーム」の始まりだったのかもしれない・・・^^;