留置 | 子育て~夜遊び~お仕事

子育て~夜遊び~お仕事

★★★ 訪問いただきありがとうございます ★★★

51歳。ビジネスの裏側。
プライベートなお店情報。
まじめな時事論。社会情報。
多種多様にお届けします。

容疑者が警察に逮捕され、送検されるにあたり

警察署内での勾留される、そこを留置場という。


最近、とあるきっかけで警察署内における勾留

環境というテーマの話を聞いた。

対外の人は経験のない中、ドラマなどのシーン

で想像しているものがあると思う。

でも、実際は結構違うようだ。


先ず1日のスケジュール。


q


毎日運動の時間が設けられている。

夕食までの時間は取調べになるようだが、自白後は

相当の自由時間があり読書などにあてられる。

しかし、運動といっても太陽の下ではなく室内。

c


こんな感じで行われるらしい。

大して気晴らしにもならないような・・・。


食事は結構普通。

毎食ごはんと汁物、おかずの定番になる。


d


ただしお風呂は規則上5日に1回もしくは週に2回以上

ということになっており、猛暑の夏には相当応えるよう。

でも、署によってはお風呂は結構きれい。


v


10分程度でも体をさっぱりさせることは嬉しいはず。


犯罪人といっても日本の場合、それなりに人権擁護

の精神が豊富で留置房の設計にもプライバシー保護

を念頭にさまざまな工夫がされている。



話はちょっとかわるが、拘置所には判決前の被告人と

死刑確定の被告人しかいないらしい。

厳密には前者はまだ裁判で判決が出て、確定してない

ので「犯罪者」ではないらしい。そういう意味での人権

の保障というのはわかる気がする。

後者の場合、これはある程度隔離した房に留置されて

いるようだが、執行日は事前に知らされないので毎日

が恐怖らしい。


山口母子殺人事件で、最高裁による高裁差し戻し判決

が話題になっている。

遺族とすれば最高裁で終わってほしかっただろう。

テレビでは被告人の父親が出ていたが、この人の発言

は個人的に理解できなかった。


「自分の生活が崩壊したのは子供のせい」

「遺族に謝りにいく機会はあったけど避けてしまった」

「7年近く会っていない。会いたくもない」


など、親としての発言とは思えないものも多い。

一方で被害者への謝罪がなされていないことにも驚く。

せめてもの誠意もないのか。


いずれ判決が出るだろうが、執行日を恐怖の中で待つ

ことになろうとも最後の一瞬までそういう意味では強く

被告人には生きてほしい。