昨夜は古いお付き合いのお客さんと食事。
某外資系アパレルの人事責任者の女性。年は37歳で私と変わらず。
この業界にはもう15年になるそうだ。
ところでこの人との出会いが印象的だった。
当時、初訪のアポイントをいただき、約束の時間よりも早めに到着
したたために近くのドトールでお茶を飲んでいた。
そのとき、隣で携帯で忙しそうに話をしているキャリアウーマン系の
女性がいた。
この彼女が要は担当者だったのだが、そのとき携帯の充電がきれた
らしく話しの途中で切れたらしくかなり焦っていた。
偶然にも同じ機種だったので電池付の簡易充電器を貸してあげた。
ちょっときれいだったので若干の下心ありで貸した。
無事彼女の通話も終わり、私も客先へ。
で、担当者として出てきたのが彼女だった。
別に貸しを作ったわけではなかったが、この企業とはトントン拍子で
仕事が進み、年間で数千万単位の仕事になった。
その衝撃的な出会いから10年。
昨夜は2人で西麻布交差点近くの小料理屋さんへ。
このお店はこの人と会うときはよく使う。
小さなお店だが、料理や小鉢が関西風の味付けでお互いの好みに
合うのに加え、お酒の種類も豊富だから。
結局3時間ほど呑みながらいろんな話をした。
最近の採用事情や応募者の変化。
会社の変化。
業界の変化。
ここ3年ほどで本当にいろんな意味で周辺環境は激変を遂げている
らしい。
彼女自身、外資にしてはめずらしくアソシエイトからGMにいたるまで
長い間1つの企業で務めている。
結婚は1度したが、すぐに離婚した。
今まで何度かこの人とは一線を越えそうな危ない場面が何度かあった。
大体そういう風に危なくなった人とは疎遠になっていくのだが、不思議と
彼女とは続いている。
お互い楽な空気を持って、必要以上に領域に踏み込まず、且つ刺激を
与え合える、こんな理想な関係といえばかっこいいが大切にしたい1人
であることは間違いない。