日本のレストラン業界にちょっとした異変。
原点は人間の「試験管受精」からきている。
水の分子を破壊せずに瞬時に冷凍保存をする、という
技術を応用したもので、すでに有名な料亭の雲丹や牡蠣
などの高級食材にも利用されているという。
バイキングレストランなどが活用業態だが、一方で高齢化
の波にのり、老人向け宅配食材などにも多様されている。
こうなると現場のキッチンには高い給与をはらって料理人
を雇用する必要がなくなるという。
なかでは、包丁はあるものの真空パックの包装をカット
するのに使う、という皮肉な現実もある。
このすごい技術は東京の大手企業で・・・と思いきや、
地方の小さな都市にある企業が「世界特許」を取得して
いる。
日本の技術はこんなところにも活かされている。
温泉施設、結婚式場、旅館などなど、これから様々な
施設において活用が期待されており、特許取得した企業
がある自治体や国からもこの技術に対して助成金が拠出
されており、大学の研究機関とベンチャーキャピタル、銀行
も触手を伸ばしている。
皆さんの食卓に並ぶ食材も湯煎でチン。
という日も遠くないかもしれない。