昨年は空前のジンギスカンブームだった。
それまでは都内に40店舗しかなかった「ジンギスカン」店舗が1年間で
200店舗を超える開店ラッシュを迎えた。
今年は安定・定着とともに淘汰もされるであろうが、街角からこの業態が
消えることはなさそう。
ちなみに個人的に美味しいと思うのは、新橋にある「かぶと」というお店。
1月にOpenしたばかりで、北海道・大阪・大宮についでの開店。
生肉を利用することで絶妙なやわらかさと本当の美味しさを味わえる。
で。
今年注目されているのが「馬」らしい。
要は馬肉。
西麻布の「馬春楼(ばしゅんろう)」(もと「六香庵」だった場所に昨年オープン
したワインとさくら肉料理のレストラン)、水道橋の「仕事馬(しごとうま)」(昨年
10月オープン)など、馬肉料理がコンセプトのお店がオープンしている。
専門店では銀座「仲巳屋(なかみや)」、尾山台の「馬や武蔵」などもある。
肉の場合は、部位や食べ方で色々な愉しみがある。
さくら鍋、燻製、馬刺し。タテガミを生醤油で、これも最高らしい。
和食だけじゃなく、中華、イタリアン、フレンチと、料理の幅もひじょうに広い。
恵比寿のイタリアン「フレーゴリ」では、馬肉を使った料理が6~7品あって
とてもしっかりした味わいの“馬肉イタリアン”がいただける。
深川の「みの家」や三ノ輪「中江」といった老舗(どちらも創業は明治30年代。
さくら鍋が有名)とはまた違った、新しい美味しさに期待。
というところだ。
馬というのは羊にくらべ日常生活に近い存在にある、たとえば競馬にしても。
そういう意味では、あの円らなきれいな瞳を見てしまうと少々食べずらい・・・?