表参道駅から徒歩3分程度のところにNOSというお店がある。
BarとRestaurantの中間のような調度いい重さだ。
内装もインテリアも業界の人が勉強に来るほど勉強になるとのこと。
ここで義足、義肢の設計をしている某氏と待ち合わせ。
昨今の整形外科の技術は目覚しい進歩を遂げているが、義肢の類
となると人間の技術に勝るものはないらしい。
最近もテレビで若い女性が右足を失い、それでも長年の夢である
ミニスカートをはきたい、ということである義肢技術者が膝小僧を再現
するほどの精密なものをつくった。
本当に驚くほど精巧にできたすばらしいものだった。
こういう仕事も普段接する機会がないけどすばらしいと思う。
自分の仕事がちょっと小さく見えたりもする。
某氏曰く。
私は「義足」を提供することで、その人の人生を広げる手伝いをしている。
君は「ノウハウ」を提供することで、その人の人生を広げる手伝いをしている。
どちらも結果として幸福をもたらせるなら同じ意義があると。
そういわれると嬉しいし、求職者にそう感じて欲しい。
ドラマのワンシーンのようなお店で、台詞のような思い言葉。
日本にはITのみならずすばらしい技術者がこんなにいるのだ。
目先の利益や名誉ではなく、本当に相手の目線で貢献をする。
それでも後継者は決して豊富ではないらしい。