まあ私は、十中八九、高市早苗はクロだと思っている。
高市早苗には他にも、経歴詐称問題もある。
この問題は、すでに「疑惑」の範疇を超えて、「事実」であると思ったほうがいい。
それはそうと、数々の高市早苗に関する問題について、報道やネット上での意見(高市支持派・批判派を問わず)を見ているうちに、思い出したことがある。
それは、今から何年も前にとある書籍で読んだ、「不良少年と不良少女の違い」についての考察である。
私はその書籍のタイトルや著者の名前などを、もう覚えていない。しかし、そこに記されていた「考察」はとても興味深く、いまでもおおよその内容を覚えている。
◆古き良き時代の不良少年たち
前述の書籍で紹介されていた、ある不良少年たちのエピソード。
あるとき(正確な年月日は不明)、仲の悪い二組の不良少年グループが衝突、大乱闘となった。
警察が出動して、ほぼ全員を補導した。
取り調べの際、少年たちは異口同音にこんな意味のことを言ったという。
――主犯はこの俺だ。他の奴らは友達のよしみで俺に加勢してくれただけだ。だから処罰するなら俺だけにして、他の奴らは許してやってほしい。
補導された少年たち全員が、自分が主犯だと言い張り、一緒に乱闘に参加していた他の仲間をかばっていたというのである。
これは果たしていつ頃の話なのだろうか。1960年代あたりではないかと、私は勝手に想像している。
1960年代の終わりごろ、『夕やけ番長』とか『男一匹ガキ大将』といった「番長マンガ」が人気を集めていた。
それらのマンガの主人公である赤城忠治(あかぎ・ちゅうじ)や戸川万吉(とがわ・まんきち)なら、たしかに前述したようなセリフを言って仲間をかばいそうな気がする。
ちなみに『夕やけ番長』は梶原一騎さん・荘司としおさんが、『男一匹ガキ大将』は本宮ひろ志さんが、それぞれ原作者である。
【古き良き時代のバンカラ少年】

(引用元:こうらぼさん バンカラ少年)
◆不良少女の異常な思考
次に、不良少女のエピソード。やはりいつ頃のことかは不明である。
ある学校で、複数人の女子生徒が一人の女子生徒に暴行を加えるという事件が発生した。つまり、集団による「イジメ」である。
それに気づいた先生たちが止めに入り、被害者の少女を引き離したうえで、加害者の少女たち全員に事情を聴いた。
ちなみに、被害者の少女も含めて全員が同じクラスメートだったと思う。
そして彼女たちの担任の先生も女性だったと、記憶している。
加害者の少女たちに事情を聴くにあたり、先生たちは全員まとめてではなく、一人ひとり個別に聴いた。
「イジメ」の中心人物、すなわち主犯の少女は、事情を聴く担任の女性教師に対して、激しく反抗的な態度をとった。
――なんで私ばっかり怒られるの! あの子をイジメていたのは私だけじゃないのに!
などと言って憤慨するその主犯の少女に、担任の先生は、「私だけじゃないということは、つまりアナタもイジメていたんでしょ!」と言って𠮟りつけた。
それで散々𠮟られた末に、主犯の少女はようやく渋々イジメを行なっていた事実を認めた。
この少女は、「イジメていたのは私の他にもいるんだから、そっちを叱るのが先なんじゃないの」などとふざけたことも言っていたそうだ。
悪いことをしたくせに、とにかく責任から逃れよう逃れようとばかりするのである。
だが本当にやっかいだったのは、むしろ一緒にイジメを行なっていた他の少女たちだった。
彼女たちは、本気で自分たちは何も悪くないと思っているようであったからである。
――だってあの子、生意気なんだもん。○○さんが怒るのも無理はないと思うわあ。
などと共犯者の少女たちは他人事のように、口々に言っていた。「○○さん」というのは主犯の少女のことである。
つまり、主犯の「○○さん」一人に責任を押しつけているわけだ。
被害者の少女を「生意気」だと思っていたのは共犯者の彼女たちも同じであり、そして彼女たちも「○○さん」と一緒に暴行を加えていたのだから、とうぜん同罪ではないか。
しかし当人たちはどうやらそうは思っていないらしく、先生たちは、この少女たちに自分も同罪だということを理解させるのにかなり苦労したようである。
【少女たちのイジメ】

(人物素材:PNGTREEからの PNG 画像 ja.pngtree.com/)
(背景:みずいろえんぴつさん もやもや)
◆高市早苗とその支持者たちの心理とは
私は、国会で高市早苗が中傷動画やその他の疑惑を追及されている動画を視るたびに、上に挙げた不良少女たちのエピソードを思い出す。
厳しく追及されるたびに不貞腐れた態度をとる高市早苗の姿が、「イジメ」の主犯の少女のイメージとオーバーラップするのである。
そして、SNS上の支持者たちの発言もまた、不良少女たちのそれとソックリだ。
――どうして高市さんばっかりイジメるの!
といった類の発言が多いが、そもそも何か問題があるからこそ、厳しく追及されているのではないか。
今や、前述した「不良少女的な思考」は男性の間にも浸透してしまっているようである。
何の根拠もなく、高市さんは何も悪くないと思い込む。そうした「思考」に憑りつかれた高市早苗の支持者たちを、だから私は「信者」と呼ぶ。
――すべての責任は私がとる!
という「男らしさ」が嫌われてしまう今の世の中、「信者」たちが目を覚ます日は、果たして来るのだろうか。





