じろう丸の徒然日記

じろう丸の徒然日記

私こと、じろう丸が、日常の出来事、思うことなどを、気まぐれに書き綴ります。

つい先日、テレビを見ていたら、たしかBS-TBSの番組だったと思うが、長野県郷土料理が紹介されていた。
そば粉100%で作られた「十割そば」などが紹介されていたように思う。

 
それで私は、長野県食べ物について、ネットで検索して調べてみたりしたが、そのうちにあることに思い当った。
そういえば、これまでたくさんの東方キャラの画像を作ってきたが、ZUNさんの出身地である長野県の画像背景に用いたことは一度もなかった、ということである。

 
ZUNさんの故郷・白馬村
 
もっと正確にいえば、長野県北安曇郡白馬村(きたあづみぐん・はくばむら)が、ZUNさんの故郷なのである。
 
長野県白馬村位置図】

(引用元:リンクン, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)
濃い緑色の部分が白馬村ピンクは市、黄色は町、薄い緑色は村。
 
ZUN(太田淳也)さん 2016年7月3日撮影

(引用元:37419672D, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)
 
そこで私は、長野県、とりわけ白馬村の写真を背景に、東方キャラの素材を貼り付けてみようと思い立った。
それで、無料画像の配布サイト背景に使えそうな写真を探してみたら、結果的に白馬連峰(はくばれんぽう)白馬岳(しろうまだけ、はくばだけ)の写真ばかりを選ぶこととなった。
それらの山々幻想郷の山々に見立てて画像を作成しました。

 
以下、このたび作成した4点画像を公開します。
 
美しき白馬連峰の山々
 
【美しき幻想郷の景色】

左から、渡里ニナわたり・にな)、磐永阿梨夜いわなが・ありや)、八坂神奈子やさか・かなこ)、ユイマン・浅間ゆいまん・あさま)。
(引用元:おつかれ生ですさん 春の大出公園
 
ユイマン・浅間のことをずっと心配していた八坂神奈子が、ピラミッドの中から出てきた彼女を連れて(ついでに渡里ニナも連れて)、幻想郷を案内しているという図。
白馬連峰の雄大な山岳風景を背景にが咲いている。実に美しい写真だと思いました。

 
【雪解け水が流れる妖怪の山

左から、河城にとりかわしろ・にとり)、山城たかねやましろ・たかね)、鍵山雛かぎやま・ひな)。
(引用元:goriyanさん 沢水が流れる白馬岳の岩場
 
白馬岳の岩場を、妖怪の山の岩場に見立ててみました。
河城にとり山城たかねが、春が到来した喜びを静かにかみしめていて、そんな二人を遠くから鍵山雛が見つめているという図。

 
幻想郷に昇る朝日と天狗たち

左上、射命丸文しゃめいまる・あや)、その下左から、犬走椛いぬばしり・もみじ)、姫海棠はたてひめかいどう・はたて)、飯綱丸龍いいづなまる・めぐむ)。
(引用元:ぱくたそ 朝日が昇る白馬岳
 
飯綱丸龍は、だいぶ以前に『東方虹龍洞』関連の画像を作ったとき以来、まったく画像の中に登場させていなかったので、久しぶりに画中に出したいと思っていました。
考えてみれば、私が作る東方画像天狗キャラが勢ぞろいするのはこれが初めてです。
この画像にも何かセリフを入れようかと思ったのですが、うまいセリフが思い浮かばなかったので、断念しました。

 
【ある日の聖域の森にて】

左から、封獣チミほうじゅう・ちみ)、塵塚ウバメちりづか・うばめ)、道神馴子みちがみ・なれこ)。
(引用元:丸岡ジョーさん 信州戸隠から望む白馬連峰
 
実を言うと、この画像の場所白馬村ではないのです。
画像サイトで「白馬村」、あるいは「白馬岳」で検索したらこの写真が出てきたので、つい使ったのですが、画像が完成した後で「信州戸隠(とがくし)」について調べてみたら、これは白馬村の地名ではないことが判明。
かつて「戸隠村」という村があったのだけれど、2005年(平成17年)1月1日長野市へ編入され消滅したのだとか。
現在は、「長野市戸隠」この写真はおそらく戸隠で撮られたものでしょう。つまりはZUNさんの故郷ではないのですが、あまりにいい景色なので、いまさらボツにする気にはなれず、ここに公開することにしました。
(記事のタイトルと合致しませんが、お許しを)

  
ちなみに冒頭に記した「十割そば」は、どうやらこの地の名産「戸隠そば」であったようです。
一度現地へ旅して食べてみたいものです。

 
(上の画像のキャラクター素材4点とも:dairiさんはるかさん
 
おまけの動画
 
『東方錦上京』以前の東方キャラが総登場する動画。
この動画音楽サークル「森羅万象」「ちょこふぁん」とのコラボレーションによるもので、軽快なリズムとメロディーに乗って、各キャラがテンポよく次々と紹介されていきます。

 
動画内の可愛いイラストは、すばるさんによるもの。
この人「ちょこふぁん」の主催者で、イラストを描くだけでなく、作詞ヴォーカルもこなすマルチクリエイターです。

 
実は『東方錦上京』のキャラをも加えた最新版動画もあるのだけれど、そちらは「ゆっくり音声」(要は機械音声)で歌われており、どうも私の好みに合わないので、今回は割愛しました。
 
【森羅万象/Shinra-Bansho】
東方言えるかな(Vo:あやぽんず*,あよ,すばる)

(公開日:2025年4月25日、再生時間:7分10秒)
 
『東方言えるかな』
原曲:東方Projectの歴代BGM(作曲:ZUN
作詞:すばる(ちょこふぁん)、kaztoraあやぽんず*
編曲:kaztoraMK
歌唱:あやぽんず*あよすばる

 
すばるさんのpixivのページ
https://www.pixiv.net/users/4875039
 
ちょこふぁんの公式ページ
https://chocofan00.tumblr.com/
 
dairiさんのpixivのページ
https://www.pixiv.net/users/4920496
 
はるかさん「ニコニコ静画」のページ
https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im3189645
 
上海アリス幻樂団
最近の高市早苗人気を見ていて、ふと思い出したことがある。
 
心の中の「希望」と「現実」
 
私は子供のころ、ネス湖の怪獣の存在を信じていた。
そう、通称「ネッシー」と呼ばれている未確認巨大生物のことである。

 
私がそれを信じていたのは、何か科学的な根拠があったからではなかった。
「ネッシーが本当にいたらいいなあ」という希望からであった。
当時の私は、「希望」「現実」を心の中で分けて考えることが、まだできていなかった。

 
いつのことだったか、ネッシーは存在しないと、はっきり確信した。
そう確信するのに、科学的な知識など必要なかった。ただ、ネス湖の近辺に住む現地の人たちがほとんどそれを目撃していない、という事実だけで十分だった。
もしも本当にネス湖にそんな大きな動物が棲んでいるのなら、現地の人たちしょっちゅう目撃しているはずである。
だが、それを目撃したという人たちは、ほとんどが観光客など他所から来た人たちなのであると、私は何かで読んで知った。

 
現在、高市早苗に人気が集まっているのは、「この人なら、今の暮らしにくい社会をなんとかしてくれるかもしれない」という希望を、少なくない数の人たち(そこにはネトウヨも含まれる)が抱いてしまったからに他ならない。
その人たちは、もともと政治に興味がなく、だから政治や政治家、さらには民主主義に関する知識がほとんど無かったのだろう、それで初の女性首相過大な希望を抱いてしまったのだろう。
実際、就任後の高市早苗は、ニコニコと笑みを絶やさず、親しみやすいイメージを振り撒いていた。

 
だが、何年も前から高市早苗を見てきた人たちは、そんな偽りのイメージなどに騙されなかった。
事実このごろは大分メッキがはがれてきているようだ。この女もともとの性格かなり陰険なのだと、知っている人は知っている。

 
【存在を否定されて怒るネッシー

(引用元:Image by Taras Yasinski from Pixabay
 
↑「現実」を受け入れられないネトウヨ心象風景
 
米欧州で広がる反トランプ・デモ
 
いまアメリカヨーロッパで、「反トランプ・デモ」が広がりをみせている。
「ワシントン・ポスト」などによると、イラン攻撃に踏み切ったトランプ第一の理由として挙げたのは、「イラン国民の自由のため」ということであった。
しかしながら、ドイツ「シュピーゲル」は、アメリカはこれまで民主主義解放を掲げて各地に軍事介入してきたが、その多く安定した国家の建設にはつながらなかったと指摘している。

 
そして、メディア「ハフポスト」中東メディア「パレスチナ・クロニクル」が、中東に派遣された米軍兵士「イスラエルのために死にたくない。政治の駒にはなりたくない」という3月24日付で伝えている。
それというのも、米軍の施設に対して弾道ミサイルドローンによる攻撃を繰り返すイラン予想外に手強く、それが米軍兵士たちにかなりの心理的ストレスを与えているからだ。
実際、3月24日の時点で米軍少なくとも13人が死亡、230人以上が負傷したという報告があり、前線では「ここまでやられるとは思わなかった」という衝撃が広がっているのだとか。

 
オーストラリアのニュースチャンネル)
【7NEWS Australia】
全米各地で「ノー・キングス」抗議集会に数千人が参加

(公開日:2026年3月29日、再生時間:2分33秒)※このブログでは再生できないので、リンクをクリックしてYouTubeの当該ページでご覧ください。
 
(上の動画の解説文より引用)
数万人のアメリカ人が、ワシントンD.C.、ロサンゼルス、フィラデルフィアなどの主要都市で3,000回以上開催された「ノー・キングス」抗議デモに参加し、トランプ政権の政策に抗議した。デモ参加者は、大規模な強制送還計画、イランとの戦争への対応、生活費高騰に伴う燃料価格の上昇などに反対の声を上げている。この抗議活動は国際的な支持を集め、イタリアやドイツでも群衆が集まった一方、ホワイトハウスはこれを「トランプの精神錯乱療法セッション」と揶揄した。
(引用、ここまで)
 
インドのニュースチャンネル)
【Firstpost】
トランプ政権の政策とイラン戦争に反対する数百万人が集結し、「王はいらない」抗議活動が米国とヨーロッパに広がる

(公開日:2026年3月29日、再生時間:5分33秒)
 
高市早苗は裸の女王様
 
トランプ国際法を無視してイランへの軍事攻撃に踏み切ったのは、アメリカ国内における経済政策の失敗と、例のエプスタイン疑惑から国民の目をそらせるためだったろう。
イスラエルネタニヤフもまた、国内の捜査機関から重大な嫌疑をかけられており、それで戦争を起こしたのだという説がある。戦争中は犯罪捜査どころではないからだ。

 
高市早苗トランプからの戦争協力の要請を、憲法9条を理由に断ったと言われている。
そして日本の法律と照らし合わせて、できることがあったら協力するといった意味のことをトランプに言ったらしい。

 
しかし、冷静に考えれば協力できることなどあるはずがないのだ。
なぜなら、トランプが始めたイラン戦争そもそも国際法違反なのだから、協力などできるはずがないし、してはいけないのだ。
ネッシーの存在の有無を知るよりも簡単な理屈である。

 
現に、NATOに加盟している欧州の首脳たちは、協力をきっぱりと断っている。
ジャーナリストの青木理さんが、「サンデー毎日」での連載『抵抗の拠点から』4月5日号での記事で、その首脳たちの声を紹介してくれている。

 
たとえばスペイン首相ペドロ・サンチェス氏の言葉が圧巻である。
(以下、おおよその概略)
 「今後何が起きるのか、確かなことはわからない。最初の攻撃を仕掛けた者たちの目的すら不明確だ。しかし、戦争が長期化し、多くの犠牲者を出し、経済面でも世界規模で深刻な影響を及ぼす可能性がある」 「この状況への政府の立場は明確で一貫している。第一に、私たちすべてを守る国際法の崩壊に反対する。第二に、紛争と爆弾だけで問題を解決できるという考えに反対する。そして、過去の過ちを繰り返すことに反対する。要するに政府の立場は『戦争反対』という言葉に集約される」
 
 「23年前、別の米政権が私たちを中東での戦争に巻き込んだ。フセインの大量破壊兵器を排除し、民主主義をもたらし、世界の安全を保障するためと言われた。しかし実際は逆効果をもたらした」 「イランでの戦争が同様の効果をもたらすか判断するのは時期尚早だ。確かなのは、それがより公正な国際秩序をもたらすこともなければ、賃金上昇や健全な環境を生み出すこともないということだ」
 
 「だからスペインはこの厄災に反対する。政府の役割は人びとの生活を向上させ、問題への解決策を提供することであり、それらを悪化させることではない」 「この使命を果たせない指導者たちが、自らの失敗を隠すために戦争を煙幕に利用し、いつものようにごく少数の者たちの懐を肥やすのは絶対に許されない」
 
 「大きな戦争は、往々にして誤算や技術的失敗、予期せぬ事態によって引き起こされてきた。私たちは歴史から学ぶべきで、何百人もの運命をロシアンルーレットに賭けてはならない」 「問題は、私たちが国際法の側に立つか否か、平和の側に立つか否かだ」
 
 「私たちは、とりわけ女性を抑圧し、市民を殺害するイランの体制を非難する。しかし同時に、私たちはこの紛争を拒絶し、外交的で政治的な解決を求める。このような私たちを甘いと非難する者もいるだろうが、暴力が解決策だと考えることこそが甘いのだ。民主主義や国家間の尊重が廃墟から生まれると信じ、あるいは無分別で卑屈な従順を指導力と考えることこそが甘いのだ……」
(引用、終わり)
 
ペドロ・サンチェス氏の公式肖像】

(引用元:大統領府。スペイン政府 (Attribution or Attribution), via Wikimedia Commons)
 
上のサンチェス首相の言葉を、高市早苗その支持者たちにも読ませてやりたい。
スペイン憲法法律には、日本憲法9条に相当する文言おそらく無いだろうけど、それが無くても戦争への協力を断ることは可能なのだ。

 
もともと高市早苗3月19日トランプに会いに行ったのは、例の「台湾有事」発言日中関係が悪化したものだから、4月トランプ訪中する前に日米首脳会談をやって、結束を確認し、米中の接近を牽制するのが狙いだったのだ。だからあんなに媚びまくっていたわけだ。
あの「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」という発言も、やがて起きるかもしれない「台湾有事」を念頭に置いてのものだったろう。

 
ところがタイミング悪くイラン戦争が起きてしまったため、その話を切り出せずに終わってしまったようだ。
だがそもそも、アメリカの軍事力をアテにして例の「台湾有事」発言をしたのだとしたら、とんだ「裸の女王様」と言わざるを得ない。

 
裸の女王様のイメージ】

(引用元:SunriseによるPixabayからの画像)
(キャラ素材:うさちゃこさん
 
うさちゃこさんのpixivのページ
https://www.pixiv.net/users/80300330
日本時間の3月19日ワシントンホワイトハウスにて、高市早苗ドナルド・トランプによる日米首脳会談が行われた。
この会談について、国内外のメディアがさまざまなことを報じている。

 
トランプは、米国内で敗北している
 
この会談に先立って、『The Conversation(ザ・カンバセーション)』というオーストラリアオンライン非営利メディアで、シドニー大学デビッド・スミス准教授(アメリカ政治・外交政策)が3月15日、興味深い記事を発表している。
 
その記事によると、近年のアメリカ大統領で​​、ドナルド・トランプほど国民の支持を得ずに戦争に踏み切った人物はいない、とのことである。
かつて2011年バラク・オバマ大統領(当時)が行った、多くの批判を浴びたリビア介入でさえ、 開始時点ではアメリカ国民の60%が支持していた。だが、このたびのイラン戦争を支持するアメリカ国民が過半数を占めることを示す世論調査はなく、むしろ反対が圧倒的多数を占める世論調査が複数存在するという。

 
そしてデビット准教授は、「そして、戦争は通常、長引くにつれて国民の支持を失っていくものだ。」と続ける。
世界中のどこの国の国民もそうだろうが、アメリカ国民もまた、自分たちを侵略者と見なすことを好まない。トランプイランへの奇襲攻撃多くの国民が支持しないのも当然なのだ。

 
そしてついに、トランプ政権の高官が一人、離反するという事態となった。
アメリカの全ての情報機関の情報を取りまとめる目的で設立された米国家テロ対策センターの所長、ジョゼフ・ケント氏が、17日対イラン戦争に反対するとして辞任したのである。
トランプ宛ての辞表Xに投稿、次の言葉を残して――。

(以下、引用)
「対イラン戦争は、良心に照らして支持することはできない。イランは米国にとって差し迫った脅威ではなく、この戦争はイスラエルとその強力なロビー団体の圧力により始まったことは明らかだ」
(引用、終わり)
 
私はもちろん、このケント氏の決断を評価・支持する。
 
【ロイター(Reuters Japan)】
トランプ政権の高官が離反、イラン戦争巡り「良心に照らして支持できず」

(公開日:2026年3月18日、再生時間:1分21秒)
 
高市早苗の毒婦外交
 
19日日米首脳会談のその日、ホワイトハウスに到着した高市早苗は、出迎えたトランプに、いきなりその胸に飛び込んで抱きついた。
その様子は、とても一国の首脳同士の対面とは思えないもので、21日日刊ゲンダイDIGITALは、次のように表現している。

(以下、引用)
 こういう男女の姿は、場末のスナックの扉口でよく見かける。しなだれかかるようなしぐさが男性に対して有効な職業もあるのだろうが、首脳外交の場で目にすることは少ない。親愛の情を示す軽いハグならいざ知らず、まるで久々に再会した恋人に駆け寄るような熱烈な抱擁には、ギョッとした人も多いはずだ。
(引用、終わり)
 
トランプも驚いたのではないか。この男のことだから例によって握手をしたあと腰に手を回すつもりでいたのだろうが、まさか高市の方から情婦のように抱きついてくるとは!
 
私はその様子を見て、テレビ時代劇『必殺仕掛人』の原作小説、池波正太郎さん『仕掛人・藤枝梅安』の1作目『おんなごろし』に登場する毒婦を思い出した。
一流料亭の内儀(女将)を殺して、自分がその後釜におさまったその毒婦は、それ以前は水茶屋の茶汲み女で、色気を売りものにするよりほかに、客のもてなし方をしらないのだ。
もちろん最後は梅安仕掛針で命を断たれる。

 
トランプの真珠湾発言に高市は‥‥
 
アメリカのメディアは、いま日本にそれほど関心がなく、この会談の報道は、どこも小さめの扱いとなっていた。
しかしながら、この会談にあまり紙面を割かなかったアメリカの新聞各紙見出しとして掲げたのは、ホルムズ海峡をめぐるやり取りではなく、トランプ「真珠湾発言」だった。

 
日本の記者「なぜイランへの攻撃について日本を含む同盟国に事前に知らせなかったのか」トランプに質問したところ、この異形の大統領はこう答えた。
「我々は奇襲したかったから誰にも言わなかった。奇襲について誰よりも詳しいのは日本だろ? なぜ君たちは真珠湾攻撃を事前に教えてくれなかったんだ?」
 
そのときの様子を、アメリカの新聞各紙「日本の首相の横でトランプが真珠湾攻撃ジョークを飛ばす」といった見出しで、たとえば「ワシントン・ポスト」「彼女は目を見開き、それまで見せていた慎重な笑顔は消えた」と書き、「ニューヨーク・タイムズ」「高市は大きく息を吸い、膝の上で合わせた手を動かさず、何も言葉を発しなかった」と書いた。
そのときの様子を伝える動画がある。

 
【BBC News Japan】
トランプ氏、イランへの攻撃を真珠湾攻撃に例える 日米首脳会談で

(公開日:2026年3月20日、再生時間:1分00秒)
 
実はこのトランプの発言は、アメリカ国内の有識者からは批判的に捉えられている。
その一人、米シンクタンク「ブルッキングス研究所」アジア政策研究センター長ミレヤ・ソリス氏は、「ニューヨーク・タイムズ」の取材に対して、これまでアメリカ日本の間できわめて深い和解のプロセスが進められてきたことを述べ、そうしたなかでのトランプの発言「異例であり衝撃だった」ことであり、今回の会談の目的「共通のビジョン、日米を結びつける強い絆を強調することにあります。分断の過去や、戦中の敵対関係や衝突を蒸し返すことではありません」と述べた。

 
アイルランドとドイツの首相の見事な切り返し
 
トランプという異形の大統領は、おそらく外交儀礼など頭にないのだ。
「ワシントン・ポスト」が伝えるところによると、過去にもかつてイギリスからの独立を求めて激しく戦ったアイルランドの、その首相であるミホル・マーティン氏を前にして、元英首相ウィンストン・チャーチルを繰り返し称賛した。
しかしAFP通信などが、マーティン首相終始毅然とした態度で、「アイルランドの視点は少し異なる」と述べて笑いながらトランプの腕に軽く触れ、「彼は自らアイルランドにちょっとした困難をもたらした」と述べたことを伝えている。

 
ミホル・マーティン首相】

(引用元:オイレアハタス(オープンデータ)PSIライセンス, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons)
 
さらに、ドイツフリードリヒ・メルツ首相との間にも、こんなやりとりがあった。
昨年夏米独首脳会談の席で、トランプ「Dデー(ノルマンディー上陸作戦決行日)は、君たちにとっては不愉快な日だったでしょう」と、カメラの前で言ってのけた。
しかしメルツ首相は少しも慌てず、こう切り返した。

「大統領、長い目で見れば、あれは我が国がナチスの独裁政権から解放された日なのです」
 
メルツ首相とトランプとの二国間会談 2025年6月5日】

(引用元:ホワイトハウス, パブリックドメイン, via Wikimedia Commons)
 
「ワシントン・ポスト」は、このメルツ首相うまい切り返しを紹介することで、対照的に高市がうまく反応できなかった事実を際立たせている。
 
【BBC News Japan】
ノルマンディー作戦はドイツにとっては「楽しくない」とトランプ氏、「ナチスからの解放の日」と独首相は反論

(公開日:2025年6月6日、再生時間:0分49秒)
 
フリードリヒ・メルツ首相】

(引用元:サンドロ・ハランク、ウィキメディア・コモンズ、CC BY-SA 4.0, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)
 
おまけの動画
 
昨年の2月フランスマクロン大統領が訪米してトランプと会談したときの模様。
好き勝手なことを言うトランプを、マクロン大統領は手で制し、その発言内容を訂正した。
こういう人が日本の政治家だったらなあ、と思わずにいられない。

 
【ロイター(Reuters Japan)】
仏大統領がトランプ氏に腕を伸ばして発言を止め、記者団の前で内容を訂正

(公開日:2025年2月25日、再生時間:1分02秒)