2015年4月27日、下り最終列車が北鎌倉駅を発車するや、通称緑の洞門はフェンスで囲まれました。
僕も小袋谷に住んでいた時によく通った鎌倉らしい素敵な洞門でした。
あれから8年の歳月が過ぎ、未だフェンスは取り除かれず、閉鎖されたままです。
昨日今日のように大雨が降ると、放置された洞門が心配にもなります。
光君が5月7日に北鎌倉「緑の洞門」の今を撮影しました。
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駅のホームにの沿って延びる細い道「宮下小路」というそうですが、「緑の洞門」はその途中にあります。
宮下小路からでは、フェンスとシートに閉ざされて、洞門を見ることができません。
そこで、高くなっているホームから伺うことはできないかと…
北鎌倉緑の洞門を守る会様が2枚の往時の写真とともに、
「この白いシートの中には、写真のように美しい洞門(トンネル)があります。
私たちは文化的景観である尾根と洞門を安全な方法で保存し、人や自転車が一刻も早く安全に通行できるよう活動しています」
とありました。
柵の上から腕を伸ばすと、洞門の口が少し覗きました。
上の斜面の樹木が伐採されていました。
おお、懐かしい側壁が姿を現しました。
反対側の入口。(3月下旬に撮影)
こちらもがっちり塞がれています。
スロープができるまで、千一が車椅子で出入りしていた入口です。
緑の洞門を巡るいきさつについては、神奈川新聞の記事がよくまとまっています。 はっきり言って、何をやってるんですか!です。
様々な言い分はあるのでしょうが、安全対策をして早く通れるようにするべきです。
※2016年の記事です。市は開削を中止し現在に至ります。
(文と写真 光)