インタビューの中② 2002.2007 FJK氏 | jirobiwa

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覚えておきたいこと メモ

 
 
 
私が知っているジュリーさんという方はインタビュー記事の中と、
フリスタの大野くんの言葉の中に出てくる 会社の人、という理解ある人。
記事の中↓
遡ること2007年の春先にいくつもの映画雑誌で特集を組まれていた 黄色い涙、そのうちの一つ キネマ旬報にジュリーさんのインタビュー記事があって、J St設立時のこと(映像関連)も語っていた。
それとさらに前、ピカ☆ンチの時の(2002-2003年末年始号かな)ピクトアップ。今と変わらずにタレントの個性を大切に思うジュリーさんの言葉がしっかりとあった。←J webの後輩くん達の言葉の関連で X にこの記事画像を載せた方もいた。
※2009年の雑誌にジュリーさんのコメントがあったのは知らなかった。レコード会社のことはまた違う言い回し。X に一部をポストしてくれた方に感謝です。
 他にも取材を受けた記事があれば読んでみたいな。
 
 
 

 
ピカ☆ンチのジュリーさんインタビュー
>どのような経緯で、現在の仕事に関わってきたんですか?
“(家業だから、と話している)…私が現場に入ったのはTOKIOをデビューさせる時でした。当時はまだ、アイドルといえば、「歌って・踊って・華やか」というイメージ。でも『ジャニーズ事務所に所属しているタレントでも、いろんなことができていいんじゃないか』と思っていました。彼ら一人ひとりの個性をみなさんに認知してほしかったんです” 
 
>タレント個人の可能性を広げたいと?
“一人ひとりと話をすると、それぞれの個性が分かってくる。当たり前かも知れませんが、芸能界でやりたいことも、将来の夢もそれぞれに違うんですね。タレントの仕事を考える時に最も大切にすべきことは、本人たちのこだわりの部分だと思うんです。…(ここで岡本くんの写真の話、また洋服のデザイン、舞台の演出、脚本を書かせたら伸びる子など、いろいろな才能が出てくるかもしれないと考えています、と)”
 
>嵐の場合は?
“……どこのレコード会社に預ければ、うまく彼らを表現してくれるだろうと悩んだ時に、自分の所でインディーズレーベルを立ち上げればいいんじゃないかと気付いたんです。…”
 
>具体的にはどんなことをしようと?
“(500円シングルの件を例にあげて) 告知CMを見直したり、スタッフの数も最小限に絞って人件費を減らしたりしました。その分お客様に楽しんでいただけたらと”
 
>映画館ではなく劇場(東京グローブ座)での単独公開…などについていくつかの質問。
“(外部の会社で映画を作る=制作委員会の意見、興行の成功が先行となる) 私は、タレント本人たちのことを一番最初に考えなきゃいけない。自分のレーベルで映画をつくれば、大きな映画館ほど予算はかけられなくても、彼らに最もふさわしい作品を作ってあげられると思ったんです”
 
>…個人的にどんな映画がお好きですか?
“……大作よりも『気が付いたら終わってた』そんな作品が好きみたいですね(笑)。
…今後J Stでは一つのジャンルだけではなく…映画を観た後に、いろんな部分で疑似体験ができるということ”
”例えば、ディズニーランドのおみやげのような、小さなマスコット的なものをつくりたかったんですね。ストラップなんかで映画の世界につながるものが身近にあると、お客さまはいつまでも、その時の体験を思い出にしたりできると思って(笑)そして、劇場に来れない地方の方にもお求めいただけるよう、全国区のコンビニでの販売方法を考えました”
 
"……いろんな作品を、お客さまが観やすい値段に設定できると、もう少し映画を観る人が増えてくるんじゃないかと思うんです"
"…これから、ジャニーズ事務所の中からも、一人くらい映画スターが出てほしいなと思っています"
 
>ジュリーさんが目指す、エンターテイメントの姿とは?
"やはりお客さまが喜んでくださることが一番です。…"
 
 
 
 


黄色い涙のジュリーさんインタビュー
>J St立ち上げの経緯から教えて下さい
”当時は今ほど邦画が盛んではなく、出演のお話を頂くことも、自分で観たい作品も今ほど豊富ではありませんでした。でもウチの子達は、ドラマでも舞台でも頑張らせて頂いている。更に映画という分野をもう少し開拓したい。それならお話を頂くのを待つより、自分のところで作るほうが早いかなと”
 
>第一弾ピカンチ…(監督・脚本の二人を)起用した理由は?
”最初の作品で、”はじめまして”の方と仕事をするのは怖いし、堤さんとはドラマなどでご一緒させて頂いていましたから。河原さんとは、その直前に大野が「青木さん家の奥さん」という舞台でご一緒して。演出を手掛けた河原さんは、初めてなのに大野の良さを見抜いていた。「ピカ☆ンチ」は始めから嵐5人の作品だと思っていたので、それぞれのキャラクターをきっと上手に書き分けて下さるに違いないと”
 
>黄色い涙の犬童一心監督は?
”…日本の監督でご一緒したい数人に、常に犬童さんはいらっしゃった。……犬童さんなら堤さんとは異なる嵐を引き出して頂けるんじゃないかと。かなりお忙しい時期でしたが、犬童さんはこの企画に凄く興味を持っていらしたので、スケジュールを合わせて下さったんです”
 
>所属タレントの中でこの子は映画向き、TV向きというのが、ご自身の中にありますか?
”二宮は本当に作品に恵まれる幸せな子で、良い映画に沢山出させて頂いています。そちらで伸ばせていけたらなぁと思いますけど。でも5年前とは違い、今は邦画が積極的に作られていますよね。……岡田にしても、色々な作品からお声を掛けて頂ける。邦画を作る環境は、本当に変わりました。”
 
>作りたい作品に共通のイメージは?
”観たいものはもちろんありますが、ウチの子で観たくないものも実はあります。例えばバイオレンスとか、観たあとにスッキリしないもの。感動で涙するならいいけれど、ゾッとして嫌な気持ちで劇場をあとにするもの。ホラーというジャンルはもちろんありますが、それに嵐の5人が出るものは観たくない。だからそこへは手を出しません。ウチの映画は出来たらご家族で、小学生のお子さんも親子で観にいらしてほしい。せっかくJ Stのみんなが出てると思って行ったら、子供に観せることにちょっと抵抗を感じてしまった。そう言われる映画は、やっちゃいけないなって”

>出資作品の選択も、そうした基準で?
”(それだけではないが、) …途中参加の後出しじゃんけんでなく、最初から参加させて頂きたい。格好良く言うと、お金儲けではなく、企画参加することで、製作委員会としての責任感が得られますし。ただタレントを貸すよりビジネススキルがわかるぶん、勉強にもなりますし。”
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※2009年の記事にて。
“思うように意思の疎通が図れなくなったとき

文句を言うより自分たちで責任を持って手がけた方がいいと考えて新しい会社を作りました”
 



ジュリーさん、ありがとう。
大野くんの、嵐の、ファンになって幸せです。