国に於いては「緊急事態宣言」、三重県に於いては「まん延防止等重点措置」が発令され、国民・県民に自粛を求めながら、ワクチンの接種に全力を挙げています。

 

 一方、次の時代に向けて、様々なことが動き出しています。伊勢湾に積滞した土砂を捨てる処分場の建設の為、港湾局は愛知県・三重県の漁業関係者と交渉を進めてきましたが、春にやっとまとまり、同時に両県の漁業振興策も打ち出されました。

 

 これにより、今年から本格的に中部国際空港の滑走路横に処分場の建設が始まります。将来的にこの処分物の一部が中部国際空港2本目の滑走路に変わることになります。ポストコロナに向けて、東京圏・関西圏に較べて大きく遅れている中部圏の空港整備は、アジア圏との繋がりが一層拡大していくことが予想されるだけに、大きな課題です。

 

 私が会長を務めさせていただいている「中部国際空港拡充議員連盟」も久しぶりに総会を開き、また大村愛知県知事、三田中経連会長も上京をされ議論をし、その後要請活動を行いました。

 

 国の中でも最大の鉱工業生産高を持つ中部圏は、空港と港湾の整備を一層早く進めることが重要であり、三重県に於いても四日市港と併せ、これを積極的に支援していきます。

 

 

 

一方、伊賀市・名張市では、小さな予算ですが観光予算が国の採択を受けました。

 

<伊賀市>

●地域の観光の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業

・教育旅行3.0 【国による補助額:1,493万円】

→(地域に受け継がれた「忍者の正心」に学ぶ「生きる力」実践プログラムの開発)

 

・伊賀上野城下町デジタルテーマパーク 【国による補助額:1,200万円】

→(オリジナルアプリを活用したリアル&バーチャル体験)

 

<名張市>

●訪日外国人旅行受入環境整備緊急対策事業費補助金

・既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業【国による補助額:2,145万円】

→(赤目四十八滝および室生赤目青山国定公園を中心とした赤目地域)

 

●地域の観光コンテンツを活用したアドベンチャーツーリズムのモデルツアー造成等事業

・室生火山群やまなみライド造成事業【国による補助額:400万円+α(2次公募にて対応)】

 

今からポストコロナに向けて、地域の観光対策の充実に向けて動き出します。