鈴木英敬三重県知事、JA三重中央会谷口俊二代表理事会長とともに、葉梨康弘農林水産副大臣へ『高収益作物次期策支援交付金の運用見直し』に関する要望活動を行いました。

 

写真:鈴木三重県知事・谷口JA三重中央会代表理事会長とともに、葉梨農林水産副大臣へ緊急要請(11月6日)

 

 高収益作物次期作支援交付金は、新型コロナウイルス感染症の広がりで需要が減少し、市場価格が下落するなどの影響があった高収益作物について、次期作に前向きに取り組む生産者支援のため、4月の第1次補正予算で措置した交付金であります。1次補正において242億円を確保したものの、申請額が予算額を大きく上回り、運用の見直しを行うこととなりました。

 

 コロナウイルス対策としていた交付金でありますが、当初の制度設計が不十分であった部分も多く、要件変更により多くの生産者の皆様にご迷惑をお掛けし、交付金を見込んで新たな機械・施設の整備や資材などの購入・発注を行った方々も多くおられ、国における運用見直しにより対象から除外される方も出てくることとなってしまいます。また、これから投資を予定していた生産者の方々との不公平感が出てくる恐れもあります。

 

 今後は交付金で対象とならない方々に関し、融資など他の政策により、生産者や担い手の方々を中・長期的に支援していく政策を考えていかなければなりません。


 これから組まれる3次補正にて、十分な予算確保を行い、生産者の皆様が安定して経営を継続し、次期作に積極的に取り組み、各産地の振興につながるよう引き続き最大限働きかけを行ってまいります。