117()に開かれた、自民党の総務会に於いて、次の発言を致しました。

 

『今年はオリンピック・パラリンピックが東京で開かれる。

世界各国から出場する選手はもちろん、多くの人が日本に訪れることとなる。

その大事な時にSARSのような感染症やアフリカ豚コレラが大きな課題となっているが、いずれも中国が発症地であるが情報開示がされていない。

前回のSARSの時も中国政府による情報開示が殆んどなく、6ヶ月位の混乱の末、終わった。

日本は26年振りの豚コレラ対策で、一昨年の9月から各県・業界が対応に追われ、全国で約17万頭の殺処分が行われた。三重県でも約4,000頭の豚が殺処分され、その為に自衛隊員600人、県職員600人が動員された。

中国から一昨年の8月アジア全域に拡がったアフリカ豚コレラは、中国で養豚される4億頭のうち、1億頭の豚が殺処分されたと伝わっているが、中国政府からの情報開示はなく、どのように処分されその後どのような対策がとられているかはまったく不明である。豚コレラの様な有効なワクチンもなく、日本は水際対策で頑張るのみである。

習近平国家主席の訪日を控えて日中の交渉が深まる中、疫病対策・家畜伝染病対策等、各国に影響を与える衛生管理については日本政府として情報開示を強く求めるべきである。』

 

今週になって情況が変化をし、習近平首席の情報開示をしろという発言を受けて実態が少しずつ見えてきました。

感染者と死亡者の数が急に増えてきて、一説には5,000人~10,000人という話も出てきました。またアメリカ・日本でも感染者が拡がりました。

 

本日123()に、私が座長を務める自・公両党による「新型インフルエンザP・T」を開催し、国内体制について議論を深めることとなりました。(写真はその時の模様です)

「SARS」、「豚由来による新型インフルエンザ」の時と違い訪日客が増大し、また地方空港・港を利用する人が増えているだけに迅速な対応が必要です。