前回通院後はしばらくゴム締め後の痛みはあったものの大したことはありませんでした。

 良くも悪くも変化なしと言ったところ。前回、医師は「順調ですよ」と言ったものの、手術からかなりの日数が経っているのに肛門からゴムをぶら下げ、相変わらず浸出液が出ます。浸出液の量は大したことはないのですが、元々の傷口が広いため浸出液が出るのも広範囲。よって、最近はナプキンではなくオムツに逆戻りしました。ナプキンでも問題はないのですが、ズレてしまうことを考えるとオムツの方がラクなのです。IBSが完治したわけではないため、万一漏らすことを考えてもオムツの方が安心感があります。手術から4ヶ月以上経ってオムツ生活をしている痔瘻患者はそうそういないでしょう。


 さらに、非常に嫌なことが起こりました。お尻の左側にズキズキした痛みを感じるようになってきたです。

 再手術することになった要因である痔瘻再発の時の痛みに似ている気がします。我慢できない痛みではないものの、とても不快。そしてとてもとても不安。また手術ということになったら絶望です。

 相変わらず便が緩くなることが多いので再発してしまったとしても仕方ないという気持ちはあるのですが、再々手術なんてことになると辛すぎます。


 もし再発だったら「手術せずにどうにか処置してもらう」という方向でお願いしようと思いながら通院日を迎えました。悲痛な表情で痛みを訴えます。


「うーん。なんともないですね」


 という医師の言葉。・・・・助かった。


 傷口(手術跡)が塞がっていく過程で生じる痛みではないか、とのこと。


 そしてゴム締め後のチクチクチクチクした痛み。これも耐えられない痛みではないものの、再発ではないかと疑った左側の痛みが吹っ飛ぶ程度の痛みではあります。

 そもそも、肛門周りというのは非常に敏感な部分でしょうから、ちょっとした違和感がある程度の痛みでも大袈裟に感じてしまうものなのでしょう。


 本気で痛かった時のことを思い出すと、確かに今の状態は天国に近いレベルでマシなのです。肛門周囲膿瘍の痛みは歩くのが困難なほどでしたし、術後しばらくの激痛も痛み止めなしでは乗り越えることが不可能でした。


 とりあえず、今回も「順調ですよ」ということで何より。



 IBS(過敏性腸症候群)は大きな変化なし。症状が酷かった頃のようなQOLが著しく低下するような状況にはなっていませんので、これはもう現状を受け入れるしかないかな、と思っています。

 昨年の1回目の手術後間もなく発症したIBSによって、長年の「毎朝1回でスッキリ排便」という習慣が終わってしまいました。その原因は不明。日に2〜3回程度排便があること自体は異常ではないらしいので、排便機能が変わってしまったのだと諦めるしかなさそうです。

 

 今は朝イチに一度目の排便。そして、朝食をとるとしばらくして二度目の排便。朝食を抜いたら昼食後しばらくして、という感じ。これまで1日1度だった自分からすると不便ですが仕方ありません。

 世の中にはIBSとは関係なく排便に不自由を感じている人は少なくないのだそうです。便秘じゃないけどなかなか出ててくれない、みたいなことはよくあるらしく、たまにトイレが長い人がいますがそういう人なのかもしれません。シャワートイレを強運転にして無理やり出すのが習慣になっている人も結構いるらしいですね。その点、自分の場合は便意を覚えたら比較的スムーズに出せるので、恵まれている方なのだと思うことにします。


 あとはなるべく便が緩くならないような生活習慣を心がけるべきなのですが、どうしても飲酒はやめられません……。

 せめて飲みすぎないように気をつけようと思います。



 今恐れているのは、痔瘻もIBSも関係のない真夏の暑さです。

 超敏感肌、アトピー肌の自分は、最近の夏は汗で肌荒れしてしまうのです。マラセチア毛包炎と思われる症状。これになると非常に厄介。本格的な暑さを迎える前に早めに対策しようと思っています。


 厄介な自分の体を思うと、やはり最適な働き方はテレワークだろうなぁと思います。でも今の職場ではそれは叶わぬこと。コロナ禍が懐かしく感じます。

 最近は「社畜ジャパン」というYouTube動画を見て、売り手市場の現代にも数多あるらしいブラック企業の実態を見て自分を慰めています。先月の残業時間は0時間。その分残業代もなく薄給ですが、通院日に丸一日休んでも何も言われませんし、まだ恵まれている方なのだと思うことにします。


 では、何事もなければまた次回の通院後に更新します。