痔瘻再手術後、二度目の通院日を迎えました。

 こちらの表情を見るなり「もうあんまり痛くなさそうですね」と主治医が言います。それほどまでに前回は辛そうな表情をしていたのでしょう。特に処置もなく「順調ですよ」と言われて診察は終わりました。


 現在もロキソニンは飲んでいますが、痛くて我慢できないということはもうありません。朝はズキズキした痛みで目覚める日々でしたが、それもなくなってきました。頓服のボルタレンは飲んでいません。

 硬い椅子は辛いけど、短時間なら座れるかなと言ったところ。そろそろヨックションを持参して美容室に行こうと思いますが、長時間同じ姿勢で座り続けるのはまだ怖いです。


 お通じは微妙なところ。下痢をする日はありますし、朝イチだけでスッキリ出ずに二度三度と催すことも珍しくありません。心なしかガスも多いような気もします。

 ただ、過敏性腸症候群(IBS)の症状が最も酷かった頃に比べたらずっとマシで、日常生活に大きな支障はないレベルです。

 

 手術創はとても大きいので、順調に進んだとしても完治するのはまだまだ先だと思います。色々と体験談を読むと「ナプキン装着」だけで術後を過ごす人が多いようですが「オムツ(+ナプキン)」じゃないと対処しにくい傷の大きさです。

 もうすっかりオムツ生活には慣れたとは言え、普通の暮らしに戻りたいという気持ちは強いです。早くても夏以降だと思いますが……。


 完治はまだまだ先とは言え、まだ術後1ヶ月少々しか経っていない割には傷跡はちょっとずつ塞がってきている感じはします。人間の体って不思議ですよね。あんなに大きく開けた穴が塞がっていくなんて……。これほど素晴らしい自然治癒力を持つ人体なのに、痔瘻みたいな厄介極まりない症状が発生してしまうことが解せません。


 昨年の手術後は、時間をかけてようやく傷が塞がりつつあったところ「再手術」という最悪の事態になりましたが、今回は無事に進むことを祈ります。そして無事じゃなくても、よほどのことがない限り再々手術はしないと思います(次に痔瘻ができたら痔瘻と共生する道を考えます)。


 とりあえず、このブログに「特に書くことがない」という状態になれたら……、と思います。たいていの痔瘻闘病体験記は書くことがなくなってフェイドアウトしているように見えますので、自分もそうなりたいです。