手術痕(手術創、ドレナージ創)の大きさを見れば「痛くて当然」とも言えますが、手術翌日の夜はジンジンした痛みでなかなか眠れませんでした。

 そして、人の記憶は曖昧なものです。昨年4月の手術後、どれほど苦しんだかはハッキリ覚えていませんでした。

 痛みの中、つい「痔瘻 術後 痛み」などとググったのですが、自分の記録を辿ってみようと昨年書いたブログを読み返しました。

 激痛で目覚める朝。頓服のボルタレンを飲んでも痛い……。それが1ヶ月超続く地獄の日々……。

 やはり記録には残しておくものですね。自分で書いた文章を読むとあの日々の記憶がありありと思い出されます。あれは辛かった……。またあの苦しみが待っているのでしょうか……。



 手術前は全く痛みも異変もなし。本当に手術が必要だったのかと疑いたくなるほど。

 痔瘻は放置すれば複雑化していくことが多く、最悪の場合は癌になると言われますから、手術が正解なのでしょう。でも、痔瘻と共存して問題ないこともあれば、自然治癒(管が自然に塞がる)することもあるでしょう。 何が正解かはわかりませんが、もしまた1年内に「再々手術が必要」と言われたら「もうええわ!」って拒否しようと思います。


 自分の複雑痔瘻は、おそらく20年ほどかけて進行したものと思われます(20年ほど前に肛門周囲膿瘍と思われる症状があったため)。ただ、それから20年のうち、肛門周囲膿瘍の痛みに苦しんだのは数えるほど。直腸に膿が広がるタイプのせいか、お尻に管が貫通して膿が出るという典型症状はありませんでした。

 そして、手術のきっかけとなった昨年の肛門周囲膿瘍も自然排膿後は痛みが完全消失。

 手術をせずとも騙し騙し死ぬまで共存できたのではないかという疑念がないこともないです。


 ダウンタウンの浜ちゃんが痔瘻であることは有名ですが、根治手術は受けていないという話もあります。あれだけのお金持ちが手術しない選択をしているのなら、何かしらの前向きな理由がある可能性もあるのではないでしょうか。



 とりあえず、手術はしちゃったので、綺麗に治っていくことを祈るばかりです。

 胃が荒れるのが心配ですが、痛み止めは躊躇なく飲んで耐え忍ぶ所存。

 

 激痛は長くて1ヶ月の我慢です(なげー)。